Saturday, January 27, 2007

太陽、のち雪

前日はモフォンゴの後、ここ数日行動を共にしている同じクラスメートの日本人の方とサルサバーへ出掛けました。プエルトリコのリッツ・カールトンホテル側の「Shots」というバーです。学校の先生曰く「少々の腕前で出かけると自信を失うハメになるダンスホール」。私のサルサは前後に足を動かせるという程度ものなので「少々の腕前以下」に値します。相手の方が指導熱に燃えていないとお相手できないので、もともと踊る気はなく、ライブ音楽目当てで出掛けました。

しかしお仕事を2週間休んで東京から来たというクラスメートの腕はプロ並み。腕組みしてどの人が上手かを見極めたのち、1曲終わると相手を申し込みます。そしてあっという間にショッツのホール真ん中でクルクルと優雅にセクシーに踊り、周囲のプエルトリケーニョをざわつかせました。すごいぞ、もえちゃん。

いつものヒメネス記者が別れを告げに駆けつけて下さり、我々は美しい彼女を鑑賞しつつ野球の話で盛り上がりました。「オラ、アベ!」「ケパソ、ヒメネス!」とすっかり名字呼び捨ての仲です(いいのか?)。球場では会った事がない選手に私を紹介して下さったり、アレシーボの”オッサン”がうっとうしすぎる時には仲介に入って下さったり(苦笑)、この方にはホントお世話になりました。この恩返しは必ずや致しますです。

そんなヒメネス記者からニックネームを頂きました。

アムレト。

「名前が分からない選手達が君をそう呼んでいた。会う機会があったらアムレトによろしくと言われていた」とのこと。そうですか。アマレットみたいですが、意味はなんですか?やはり酒か何かなので?

馬蹄。

*ええと、せんえつながら説明をすると馬蹄には「幸運のお守り」という意味があります。

自分がそうだとは思えませんが、選手=勝負師の方々にそう呼んで頂けて嬉しい限りです。今後「プエルトリコ」という単語から私がいちばんに思いつく言葉は「ありがとうございます」以外にないんじゃないかと思われます。

・・・と、そんな昨晩の思い出を胸に、今朝は寝不足のままカルメンに別れを告げ、機内爆睡。雪のシカゴへはあっという間でした。目の前は数時間前まで太陽さんさんのプエルトリコにいたのが信じられない冬景色。しかし久々の我が家は思った以上に奇麗に片付いており、健康な植物たちに迎えてもらいました。新しいルーミーの2人がマメで奇麗好きな証拠です。ありがたい。カルメンが恋しくなったのか、自宅にホッとしたのか、重いスーツケースを置いた途端、勝手に泣いてました。

が、そんな余韻に浸る間もなく、荷物を置いて即ダウンタウンへゴー!です。

ホワイトソックスのファン感謝祭があり、取材のために戻ってきたのでした。顔を洗い、服を着替え、極寒のダウンタウンへ。懐かしい顔を見にいってきまーす。

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