Wednesday, October 25, 2006

時間をおいてジーンときた言葉

パソコンの前で唸っているうちに、イヤ唸っているだけで1日が過ぎ、振り返ると生産性は低く・・・。こんな日はどこかスッキリせず、パソコンから離れても「うぅぅぅ・・・」とアパート内をウロウロし、キッチンとリビングの往復が続きました。

なのに、スッキリした顔で帰宅したルーミーは「今日はハッピー・デーだったわー!」と気分を逆なでする第一声。仕方ないので話を聞くと、仕事はスムーズだったわ、欲しかったバッグがセールだったわと、こちとら「.... Wow, sounds good」と言うので精一杯なハッピー・デー。更にとどめは「それで、さっきまでMac'sでアンジェラとべティーナと飲んでたのよー」。

ぇえーーー。マックスってすぐ向かいのバーじゃん。みんないつも時間が合わなくって滅多に会えないのにーーー。

「何故ワシを呼ばんのだ」と、顔に出たのでしょう。すかさず「テキスト(携帯メール)したのよ」と。それで携帯をチェックして初めて数時間前に入っていた「We are at the Mac's」とのメッセージを見ました。気付かなかっただけだなんて、こちとらなんたるアンハッピー・デーか。うむぅ、と無言になったのを見て、そもそもがハッピー人間な彼女はサラリと言ってくれました:Oh, we talked about you, we thought about you.

メジャーのシーズン中は隔週で自宅を離れるので、他の友達が全員集っても自分が参加できない時は多々あります。その都度言ってくれる、今では彼女の口癖のようにも聞こえる言葉。「その場にいなかったからどうした、考えてたってば」。普通に言ってくれるのが余計にありがたく、いつも以上に響きました。

Tuesday, October 24, 2006

Brrrrrr

「バァーーーー」と読みます。日本語は「ブルブルブル・・・」かと思われますが、寒い時に発する"brrrrr"。今日はよく使いました。夜は雪もちらついたりして、季節が急に変った気がします。道に雪が残る冬の方が晴れ間が続くので、曇りがちな10月末の方が寒く感じます。

帰国までファイナル・カウントダウンです。仕事の合間にお土産ショッピングや知人を尋ねるなどして、寒い中ダウンタウンを歩き回っております。シカゴ市役所前ではシカゴウィーンと題してハロウィンのデコレーションが今年も登場。道行く人を楽しませてくれます。




午後8時半頃、自宅へ向かう道すがら見かけた電光掲示板の気温表示は華氏34度(摂氏約1度)。後ろを歩いている人は"34? Hello? Brrrrrrrr(=34度?もしもし?さっむーーー)"と独り言を言ってました。気持ち分かります。明日はせめて太陽が出てくれるといいのですが。

昨年も足を運んだブラマーズ・チョコレート・ファクトリー。今回は写真撮影をしてみました。去年も今頃来たなぁ。

Sunday, October 22, 2006

各国料理続き

ママシトとのイタリアンに始まり、焼肉、ポーリッシュ。その後も更に、飲茶、グリーク、インディアン・・・。シーズン中になかなか知人友人と会えない為、”まとめ会い”=”まとめ外食”です。今年も日本で”Welcome back FROM THE STATES(真意説明は省略します)”と言われる事は間違いありませんが、友人との時間は大事です。いいんです。ホント、いいんです。イヤもう、いいってことで・・・はぁ。

車を10分も走らせれば、建物の看板、聞こえてくる言葉、はたまた匂いまで、がらっと変わります。レストラン散策もなかなか楽しいです。本日はメキシカン。

食事自体もそうですが、メキシカンは器がかわいいところが気に入っています。石の鉢にソース、フタ付きのケースにはトルティーヤが保温されてます。自家製トルティーヤにお肉やアボカドディップや野菜をくるんで食べました。

時折ギターを持ったおじさん達がテーブルを練り歩き、時間によって演奏を聴かせてくれるし、要望があればテーブル前で歌ってもくれます。なぜか店内の声が他のレストランよりも騒がしい気がしましたし、いつもより沢山笑った気もしました。私の周囲のヒスパニック系友人はハッピーな人が多いですが、偶然ではないのかな、と、レストランを見渡し勝手に納得した夜でした。

Friday, October 20, 2006

カレー

ヒザを手術し松葉杖で自宅静養中の友達を見舞いに、シカゴ南にあるハイド・パークへ。シカゴ大学があるので旅行ガイドブックにも載ってはいますが、自力で行くには結構遠いです。ルーミーの職場がハイド・バークなのを良い事に、帰りに車で拾ってもらう約束を取り付けバスを乗りついで出向きました。ちょっとした遠足です。

「お茶を沸かしてもリビングまでコップを持って行けない」。そんな些細なところにも不都合が出るなんて、気の毒に。前から食べてみたいと言っていたカレーを作りました。ご飯は大目に炊き一膳分ずつラップにくるみ冷凍。「飽きたらごめん、でもコレで当面は乗り切ってくれい」と激励しました。

そしたら自分がカレーを食べたくなり・・・

しかし”見舞いの品”を持って帰る訳にもいかず・・・

かといって1日2回もカレーを作るのも面倒だし・・・

片道約1時間かかるのでは明日”偶然側を通りかかったんだー!”のフリもできないし・・・

その為にはランチもしくはディナータイムを見計らって来ないといけないし、どっちも都合良い時間帯じゃないし・・・

半泣きで礼を言う友達にこっちも違う意味で半泣きになりそうになるのをこらえつつ別れを告げ、迎えに来てくれたルーミーの車に乗り込みました。さらば、カレー・・・じゃなくて、またね、ブライアン。

帰り道、運転席のルーミーに「私がヒザを手術したら何か作ってくれる?」と聞いてみました。「最高のワインとチーズとクラッカーを用意するわよ!」

・・・カレー・・・

Tuesday, October 17, 2006

オフシーズン

デトロイト・タイガースの22年ぶりのリーグ優勝を見届けて、私のポストシーズン取材は終了。連休です。

手始めにボタンがないという理由で仕上げられなかったバッグを完成させたりして1日が過ぎました。



先日コリアンバーベキューに一緒に行った友達が、まだ持ち手部分がついてない状態を見て「オーマイガー、ちょーかわいい」と叫んでくれました。その時は「そーぉ?」と気にしないフリをしました。が、彼女の誕生日は今月。プレゼント決定です。先日と同じぐらい喜んでもらえると嬉しいのですが。

ワールドシリーズ進出を懸けまだナ・リーグ優勝決定戦が繰り広げられていますが、巷は既にフットボールモード。「マンデー・ナイト・フットボール」がシカゴ・ベアーズ対アリゾナ・カージナルスだったため、我が家も住人3人でハンバーガーを作り、地元チームをテレビの前で応援しました。近所のバーからもうちと同じタイミングで歓声が挙っており、逆転した時にはかなりの大声が外からも聞こえたぐらいです。

午後7時に自宅にいて、テレビ画面ではNFL。

オフです。

Thursday, October 12, 2006

外食続き2

学生時代の友人と4年ぶりに再会。うちの近所で軽く・・・と前から行ってみたかったポーリッシュ・レストランへ出向きました。徒歩3分。

ポーランド系移民の多いエリアに住んでいるので、バー、デリ、ベーカリーなど周囲には「よ・・・読めない」という看板も多々あり、このお店もそんな1つ。ただ「すごくおいしいらしい」「ポーランドの家庭の味らしい」とは聞いており、満を持しての初挑戦でした。ドアを開けて覗いてみると、テーブルクロスがかかったキッチンテーブルが何組かに合わせられていて、エプロンをしたおかっぱのおばちゃんが「ハロー」とかわいらしく笑ってて、いわば日本の食堂のような、評判通りのお店でした。

お水の代わりに「ホームメイドよ」と出された飲みものはローズヒップ、ラズベリーでできたさっぱり味のジュース。友達はビーフ・テンダーロイン=牛肉柔らか煮、私はスタッフド・キャベツ=ロールキャベツを注文すると、「どっちもホームメイドでおいしいわよ」。セットになっているスープとサラダを持ってくる時にも「ホームメイドなのよ」。愛らしいおばちゃんに降参です。

日本でも食べられる味ではありますが、イヤだからかな、懐かしい味でした。でもメインディッシュよりも嬉しかったのは付け合わせのマッシュポテトだったりして・・・。アメリカのマッシュポテトはバターや牛乳とミックスされて(私には)クリーミー過ぎて食べる機会がありません。それに比べるとここのは日本のものに近い素朴なお芋だけの味がして、ローズマリーとパセリが隠し味として生きてました。

今度来る時は店名の読み方とポーランド語で言う「おいしい」を教わろうと思います。店名のスペルはこうです:Podhalanka。

Wednesday, October 11, 2006

外食続き

今日は友達6人でコリアン・バーベキュー。キムチ好きなルームメートの誕生日に連れて行ったのがきっかけで、今年で3年目の恒例行事に。彼女と私以外のメンバーは毎年違いますが、3回続くとさすがに年を取った気がします。



調子の良いルーミーは席に着くなり「私の誕生日に必ず来てるんですー。もう5回目なのー!!!」(そんなきてないやん)と全員が突っ込む準備をしましたが、おじさんがニコニコとキッチンに戻って行ったのを見ると誰も言い出せず。5年目の常連の振りをする事になりました。

そしておじさんは本当に嬉しかった様です。

全ての食事が終わった後で、ロウソクが立てられたチヂミがやってきました。一気に盛り上がったテーブルは歌を歌い、ロウソクの火を消し、改めて全員で乾杯し、ヒャッホー!と写真撮影・・・狭い店内で我々の席だけがお祭り騒ぎです。ロウソクが立つチヂミに笑いが止まりませんでしたが、その間残りの一同はチヂミをハサミで切り分ける様子に一瞬顔が引きつっていました。



日本だと焼肉屋はゆっくりお肉を焼いてゆっくり食べればいい場所ですが、今日のコリアン・バーベキューはバトルでした。半分が焼き肉初体験。小皿の中身を説明しなきゃいけないし、肉は焼かなきゃいけないし、追加注文を取り次がなきゃいけないしで、帰宅後デジカメの写真を見たら、どれも私だけ無表情で働いてました。

しかし、総合的には全員がニコニコと焼き肉屋を後にしました。よかったよかった。いまでは、今後どこで暮らすことになっても10月にはこのお店に帰ってこないといけない様な気さえしています。

Tuesday, October 10, 2006

ママシト

スペイン語にママシータという言葉があります。「ようよう姉ちゃん」ぐらいの感覚で女性を呼ぶ時の言葉だと理解していますが、シカゴにはママシトというニックネームで通っている日本人女性がいます。

市東チエ子さん。かれこれ何年もかわいがってくださる姉さんです。今日はそんなママシトとディナーデートでした。

ダウンタウンにある自宅マンション前から行きつけのイタリアンへ歩く道すがら、何度「ハロー、ママシト!」と声がかかったことか。さすがシカゴ暦40年。和田絵以子さんという方が書かれたノンフィクション「花も嵐も繁盛記ーシカゴ230イーストオンタリオ」の主人公でもあります。

特別重要な会話をするでもなく、一緒にご飯を食べて「おいしぃー!」と言い合うぐらいです。それでもママシトパワーを十分頂きました。歩く姿は凛としていて、歯に衣着せぬ言い方には勢いもあって、とてもとても良い意味で”根性”が顔に刻まれています。「この年になると英語で喋るのがおっくうになっちゃうのよねー」と、レストランではホントに日本語で「あのねぇ、サラダなんだけど・・・」。でもママシトが言葉を発しなくても相手は「いつものヤツですね」だって。

彼女が渡米した時代は今とは随分違う上に、長年外国に住み続ける為に今でも大抵の人が苦労するのに。

毎回会うたびに背筋がシャキッとします。

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追伸でお知らせです。

コンテンツ的にはブログしかないんですけど、このホームページにはトップページがあったりします。これまでリンクだけが自慢だったこのサイトに今日から自慢できるトップページがアーップ!シカゴの奇麗な写真が沢山見られるので是非楽しんでください。

abehiro.com