Saturday, June 30, 2012

10年。

先週末の話になりますが、シカゴの最初のルームメートだった友人、リーアンが米国から日本に遊びにきてました。関西では3日間程、我が家に泊まってもらい、短期間でしたが久々に「同じ屋根の下生活」が復活。関西を案内した時よりも、我が家でのんびりしている時の方が、なんだか楽しかったような、そんな数日間でした。

彼女との出会いは全て「タイミング」のお陰でした。渡米当初、住処を探すべく不動産屋へ行ったものの良い場所が見つからず、諦めて不動産屋を後にし、駅で電車を待っている間に読んでいたフリーペーパーで「ルームメート募集欄」を見つけたんです。今自分がいる駅が最寄りだと知り、電車に乗るのをやめて公衆電話から連絡してみると、すぐに電話に出てくれたのが、リーアン。「今から来れば?」と言われ、出掛けた数分後には意気投合しました。すぐに大家さんにも会えて、そこからトントン拍子に最初の住処が決まったのでした。

些細な事ですが、フリーペーパーに気付かなければ、電車がすぐに来てしまっていたら、電話に彼女が出なければ・・・と、色々なタイミングを外せば実現しなかった縁。私は彼女からアメリカ文化の入り口を教わり、彼女は彼女で、大学を出てから英会話教師として1年間、日本で暮らした経験もあったり、と、互いに影響を与え合った関係なのは、間違いありません。「それが良いものだったらいいんだけど」と、改めて今回、自分たちのこれまでを振り返る事が出来ました。

最近のブログでは10年程前の話ばかり綴っていたのですが、何故か今回も、(あ、先週の話ではあるんですが・・・)10年前の友人との思い出話。なんだか最近は、節目を思う機会が多いみたいです。




写真は、お土産に貰ったTrader Joe's のエコバッグ。 スーパーのバッグなんですが、とっても可愛いバッグなのでリクエストして買ってきてもらいました。

「アメリカを思い出すものって、些細なものだね」と言った私に、
「私もローソンの鮭おにぎりが懐かしかったから、気持ち分かる」とリーアン。

今回の関西では、ローソン前で写真を撮ってあげました。

Monday, June 11, 2012

最近良く思い出す会話。

10年前・・・・イヤ、11年前になりますが、2001年夏のこと。エフエム愛媛を退社し、ジブラルタルにいました。

ハイ、ちょっとご縁あって(説明、簡単過ぎ・・・)。

会社を辞めてから2002年1月に大学院が始まるまでの間、英語の勉強をさせてもらったり、色々、していました。そんな時に通りすがりの人と偶然交わした会話を、10年以上経った今、もの凄く思い出します。

ジブラルタルと言うのは、イギリス領でありながらスペイン半島の最南端に位置する変わった場所。また、海を隔ててモロッコが目と鼻の先であることから、南スペイン、アフリカ、イギリスの文化・宗教観が融合した、独自の雰囲気を持つ土地です。私が訪れた夏は、地中海に面したこの場所にヨーロッパ各地から沢山の人がバカンスに訪れ、活気がありました。

っと、そんなジブラルタルのカフェかどこかで、偶然近い席に座った英国人のオジサンとの会話なんです。ちょうど欧州各国の通過がユーロへ移行するのかどうなのか、との瀬戸際のタイミング。「イギリスの人はユーロについて、どう思っているのですか?」と言う私の簡単な質問に、オジサンも簡単に答えてくれました。

「君は日本人だね。では君なら、どう思うんだい。もし、明日から『日本の通貨の価値が、近隣アジア諸国の通過の価値と同じになりますよ』と言われたら・・・?」

とても分かりやすい一言でした。そして当時の私の反応は「・・・おぉっと。これは簡単には飛びつけない」でした。

もちろん、我々の会話以上の政治的・経済的な理由があって英国はユーロを導入しなかった・・・のは言う間でもないのですが。あれから11年。日本でも毎日のように欧州通貨危機のニュースが取り上げられ、英国は今も、ポンドを使っていて。あのオジサンの言葉を良く思い出します。


ちなみに写真は、我が家のベランダにある「酔った勢いで買って帰った紫陽花」(笑)。買った時はヒョロヒョロして如何にも弱々しく、 その他元気の無い鉢植えと一緒に「セール」品として売られていました。植え替えて元気が出たみたいで、新たなつぼみを発見。よかったよかった。





ちなみに、この話を先日の「2人編み物会」にて話していたら、トリシュが「うん・・・私の国が、そのオジサンの言うところの近隣アジア諸国かなぁ・・・」とぽつり。そうか。彼女の故郷アイルランドも危機支援を受けている国だった。そして「アレクシはきっと怒ってるよねー」と少しジョーク。我々の共通の友人であるアレクシはドイツ人なんです。最近、海外ニュースを見る度に、それぞれの国出身の友人の顔が浮かぶようになりました。

Sunday, June 10, 2012

WWNIP

昨日9日からの1週間、世界ではこっそり、地味に、ささやかに、「編み物促進週間」に突入しました。その名も"World Wide Knit in Public 2012"。略してWWNIP。編み物好きな仲間で集まって、人目につく場所で編み物をして、周囲へ「編み物って楽しいよ☆」とメッセージを発信する・・・と言うような試みです。ただ、6月の第2土曜からの1週間が「促進週間」と決まっているだけで、後は「と言う事で、みんな世界の各地で適当にやってねー」ぐらいの、ゆるいイベントです。

「編み物カフェ」なんて言葉が一部定着しているものの、日本の「編み物」のイメージは、まだまだ地味。でも海外では、仲間でカフェなどに集い、編み棒を片手にお喋りしつつ楽しむグループは多いです。先駆けの1つが「Stitch'n'bitch」。これは私が米国に住んでいた頃から本を出したり、公式サイトが盛り上がっていたりと、知名度があったので、随分前からの活動だと思われます。「編み物ビッチ」なんて野蛮な名前に聞こえますが、語感はいいんですよね。それに「カッコいい編み物するわよ!」なんて言う意気込みが見えるような・・・個人的には、そんなイメージもあります。

そうそう、あの「VOGUE」誌にも、「Vogue Knitting」と言う番外編雑誌があるんですよ。世界では編み物がいかに「モード系」なのか、分かります(無理矢理か・・・)。うちにはVogueは無いのですが・・・Stitch'n'bitchは、何となく「持っていたい1冊」として手元に置いています。もう1冊は、技ありパターンが満載の「Mason & Dixon」。



さて大阪には、この"ビッチ"達が多く生息しており(笑)、割と頻繁に集いを主催しています。多国籍軍の仲間は、私が大阪に来てから既に2年目のつきあい。気心もしれていますし、今回のWWKIP2012は彼女達にとってはズバリのイベントですから、「日本でも参加しよう!」と呼びかけた時の周囲の反応は抜群でした。そこで張り切って中之島の川沿いにある素敵カフェを予約。時差のアドバンテージを持つ我々が、世界中の編み物好き達の「The very first kick off!j」の称号を勝ち取ってやろうじゃないか!なんて、盛り上がっていたのですが・・・

RSVPにて「参加するね!」「楽しみー!」と書いていた10数名のうち、本当に来てくれたのは、わずか1名。なんだよぅ・・・。聞けば、全員が都合良く頭痛を催したそうで(そんな訳はない・笑)。



まさか4時間1人・・・?と思っている時に撮影した1枚です(笑)

律儀に来てくれたダブリン出身のトリッシュと 2人でここのカフェ名物のアメリカンバーガーを食べ、テラス席で編み物・・・はさておき、午後のおしゃべりに花を咲かせました。それはそれで、楽しかった。たのしかった、けど。。。

・・・プラスαの呼び物が無い時の友人の冷たさは世界共通だな、と実感したひとときでした(笑)。東京にいた時も「寿司屋の食事券貰ったよ!」と呼びかけて「行くー!」と言ってた面々が、「あ、日曜定休日だった」と言った途端、「そう言えば、体調が・・・」とキャンセルされたもんなぁ。ちぇ。

他の国は、盛り上がったのかなぁ・・・。


Friday, June 08, 2012

夜中の青山椒

初めて、山椒を煮てみました。


 
しかも、こんな夜中に(笑)。

ええっと。ちょっと時間があったんです ^^。 煮込んでいる間に部屋まで山椒の清々しい香りが届き、なんだか6月の夜にしっくりきました。

お醤油を入れる前に固さを見ようと口に入れたら文字通り「ぴりりと辛く」(苦笑)、その後の味付けは、予想より濃くなったかもしれません。。。ただ、舌の感覚が戻らず、今も、確認ができないのですが(笑)。

最初に「美味しいなぁ」と思った山椒は、親戚の家に1人で泊めてもらった時の朝食で出してもらった、叔母手作りの佃煮でした。四国から1人で出掛けて泊めてもらった横須賀の家で、佃煮を食べながら、「僕ぁねぇ・・・」で始まる、叔父の典型的な関東の喋り方を耳にし、その叔父から、滅多に呼ばれない「君」で呼ばれて。その空気が当時の私の日常から凄くかけ離れていて新鮮だった記憶があります。

そんな事を思い出しながら、夜中の青山椒。明日の朝食で・・・、この山椒は美味しく食べれるのかな。






独り言:・・・こういう事をいつもfacebookに書いちゃうから、こっちがおろそかになっちゃうんだな。


Thursday, June 07, 2012

気付けば6月。

はやい・・・

しばしブログを放ったらかしにしてしまい、失礼しました。

月目標を「ととと、とりあえず時間を有効に!」程度にしかまとめきれず、5月が過ぎ去りました。引き続き、今月の月目標も「限られた時間内で最大限の効率を」のみ。要するに「キャパオーバーしないように、何でもかんでも、サクサクこなそう!」って言うことなんですけど、何かちょうど良い、テーマになりそうなフレーズが、思いつかず。普段は毎日の振り返りで次の月への目標が「ポン!」と浮かぶんですけどね。

まぁ、このブログの更新が滞っているだけで、この目標が果たせていない事が分かります。あとはfacebookにばかりアクセスしているから(苦。これが最大の時間ロス要因)。あぁーぁ。

今月は、ひとまず、「足下と、行き先を、交互に見る」と言う感じで動いて行きたいです。っと、目標宣言をば。


さて6月。


最近何をしているのか、なんて言う報告から始めようかと思いつつ。。。

振り返っても、さほど大きな近況は無く(汗)。

家事&仕事&仕事&仕事・・・、みたいなペースで日々過ごしています。

ただ、英語にまつわる仕事が中心になり、ちょっと独学を卒業したかったので、昨年から翻訳と通訳の学校に通っています。多分これが、一番の近況かな。大したニュースでは、無いんですけどねぇ・・・

ただ、これがキツくて!

仕事と同じ分量の課題を、仕事の納期の半分で完成させなきゃいけない。内容も、もちろんMLBやテレビ番組の海外映像(そうなんです、こんなのも時々やってます)とは違ってくるので、リサーチも多くなるし。と、要するにこの1年ばかし、自らお金を払って荒波に飛び込み、アップアップしていたんですよね(苦笑)

マニアックすぎて、このブログでは書ききれませんでしたが、多少の「勉強&仕事、苦悩日記、英語の気付き」を、実は別のところで綴っていました。 このブログと重複する部分も多々ありますが、マニアな内容がお好きな方のために(笑)、リンクもブログ内どこかでこっそりご紹介しますね。


6月は我々夫婦に取っては入籍日があるので、特別な月でもあるんです。そんな事もあり、今日、実家から特大の花が届きました。



写真では大きさが伝わりにくいかもしれませんが。玄関で貰った時には「おもっ!」予想以上の重量に驚きました。あらあら。奮発しちゃったんだろうなぁ。

「笑顔で生きている」ということが、また自分以外の誰かも嬉しい気持ちにさせているのだなぁ、なんていう、小さな基本を改めて胸に刻みつつ。お父さんお母さん、ありがとね。