Sunday, June 10, 2012

WWNIP

昨日9日からの1週間、世界ではこっそり、地味に、ささやかに、「編み物促進週間」に突入しました。その名も"World Wide Knit in Public 2012"。略してWWNIP。編み物好きな仲間で集まって、人目につく場所で編み物をして、周囲へ「編み物って楽しいよ☆」とメッセージを発信する・・・と言うような試みです。ただ、6月の第2土曜からの1週間が「促進週間」と決まっているだけで、後は「と言う事で、みんな世界の各地で適当にやってねー」ぐらいの、ゆるいイベントです。

「編み物カフェ」なんて言葉が一部定着しているものの、日本の「編み物」のイメージは、まだまだ地味。でも海外では、仲間でカフェなどに集い、編み棒を片手にお喋りしつつ楽しむグループは多いです。先駆けの1つが「Stitch'n'bitch」。これは私が米国に住んでいた頃から本を出したり、公式サイトが盛り上がっていたりと、知名度があったので、随分前からの活動だと思われます。「編み物ビッチ」なんて野蛮な名前に聞こえますが、語感はいいんですよね。それに「カッコいい編み物するわよ!」なんて言う意気込みが見えるような・・・個人的には、そんなイメージもあります。

そうそう、あの「VOGUE」誌にも、「Vogue Knitting」と言う番外編雑誌があるんですよ。世界では編み物がいかに「モード系」なのか、分かります(無理矢理か・・・)。うちにはVogueは無いのですが・・・Stitch'n'bitchは、何となく「持っていたい1冊」として手元に置いています。もう1冊は、技ありパターンが満載の「Mason & Dixon」。



さて大阪には、この"ビッチ"達が多く生息しており(笑)、割と頻繁に集いを主催しています。多国籍軍の仲間は、私が大阪に来てから既に2年目のつきあい。気心もしれていますし、今回のWWKIP2012は彼女達にとってはズバリのイベントですから、「日本でも参加しよう!」と呼びかけた時の周囲の反応は抜群でした。そこで張り切って中之島の川沿いにある素敵カフェを予約。時差のアドバンテージを持つ我々が、世界中の編み物好き達の「The very first kick off!j」の称号を勝ち取ってやろうじゃないか!なんて、盛り上がっていたのですが・・・

RSVPにて「参加するね!」「楽しみー!」と書いていた10数名のうち、本当に来てくれたのは、わずか1名。なんだよぅ・・・。聞けば、全員が都合良く頭痛を催したそうで(そんな訳はない・笑)。



まさか4時間1人・・・?と思っている時に撮影した1枚です(笑)

律儀に来てくれたダブリン出身のトリッシュと 2人でここのカフェ名物のアメリカンバーガーを食べ、テラス席で編み物・・・はさておき、午後のおしゃべりに花を咲かせました。それはそれで、楽しかった。たのしかった、けど。。。

・・・プラスαの呼び物が無い時の友人の冷たさは世界共通だな、と実感したひとときでした(笑)。東京にいた時も「寿司屋の食事券貰ったよ!」と呼びかけて「行くー!」と言ってた面々が、「あ、日曜定休日だった」と言った途端、「そう言えば、体調が・・・」とキャンセルされたもんなぁ。ちぇ。

他の国は、盛り上がったのかなぁ・・・。


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