Thursday, January 31, 2008

バッタリ遭遇と言えば

名古屋へ行った翌々日にも、あったんですよ。
バッタリ遭遇が。

渋谷駅のホームにて。
シカゴ在住のスポーツライターさんがちょこんと座ってました。

続くものですね。

ご挨拶程度の会話しかできませんでしたが、
相変わらずの関西弁とひげの健在が確認できただけでこちらは嬉しかったですし、
私自身は「とりあえず無事ですー」と伝えられたので、よかったかな。

どうかお元気で。

Wednesday, January 23, 2008

AKEMI -- Live at TOKUZO, Nagoya

東京で全然予定が合わない人に、名古屋でバッタリ遭遇。
そんな偶然もあるんですね。

で、予定より長居。

その知人はご自身のレーベル所属のアーティストであるAKEMIさんの”凱旋ライブ”を見届けに来ていたそうで、便乗して私もついて行っちゃいました。名古屋名物「なごやん」を届けにリハーサル中のライブハウス「TOKUZO」のドアを開けた瞬間、

う、打たれました。

ブルース/ジャズな音楽に乗っかる彼女の声は太くて情熱的だけど、透明。女心を歌い上げるAKEMIさんの声からはは「いい女、かくあるべき」というバイブレーションがビンビン届いてきました。

一旦近所でお腹を満たし再び会場へ戻ると、ライブハウスはド満員。今月15日にファーストアルバム「11人の女の物語」をリリースして初めての地元でのライブだったそうで、家族・親戚・友人が全員集合といったアットホームなライブでした。客席からステージに向かって「はよー、結婚せぇー!」とオジサン声が飛ぶライブは未だかつて見た事なかったなぁ・・・。

さすがにその日のうちに東京へ戻りたかったので第1部終了後に名古屋駅に向かいましたが、思いがけずいい事づくしの遠足となりニコニコでした。AKEMIさんは高円寺辺りでもライブを行なっているとの事。また近々見に行けるかなー。

以下彼女のサイトアドレスです。

http://akemi.papi4.com/index.html

ところで夜10時以降の新幹線は、食べ物の匂い満載ですねー。お仕事を終えたと思われるスーツ姿の方々が一斉に弁当を食べている姿に、関係ない自分も頭を下げそうになりました。

Friday, January 18, 2008

家でも焼けるんジャー。

パン教室が面白くなってきました。

そこで、

自宅でも作ってみようじゃないか!

東急ハンズへ出掛けました。

パン教室に通う前から自宅の炊飯器にもある「パン・発酵」のボタンを押したくて押したくてたまらなかったのです。少し知恵がつきちょうど調子に乗った今、パン教室では「難易度:中」とされているバターロールのレシピに悠々と取りかかりました。

が・・・

「バターロール」と名がつく通り、通常の生地より油脂量が多い。背伸びして”中級”に取り組んだものの、グシャグシャの生地は次第にホラー映画並の「でろーん」に変化し、危うく飲み込まれるかと思いました。教室での先生の声も脳内をこだまします:

「焼きたいと思っても、なかなか簡単に焼けるものじゃないんです」
「バターロールは、案外難しいパンなんですよ」
「基本を1つ1つ進んで行かないと、焼きたいパンにも辿り着きませんよ」

先生の言う事は正しかった・・・しかし「でろーん」を投げ出すわけにも行かず・・・。思った以上に手強い相手をどうにか組し抱き丸めること60分。炊飯ジャーの「発酵」ボタンを押した時には体中の力が抜けてしまいましたが、

それでも!

自宅でも焼けるんジャー!




それなりにバターロールの味がしました。

Wednesday, January 16, 2008

うちバウムクーヘン

フライパンを使ってバウムクーヘンを焼きました。

ニッポンではコンビニで手に入るお菓子ですが、米国でバウムクーヘンはマイナーなお菓子。そんじょそこらで売っていなければ、米国人にも馴染みがありません。

たまに「ニッポンの味が恋しい・・・」と黙々と作っても、ルームメートは「そのグシャグシャなパンケーキの山はなぁに?」と気持ちを汲み取ってもくれず。「あぁー!バウムクシェーン!!美味しいよねぇー!」と手を取り合って喜んでくれたのは唯一ドイツ人の友達のみでした。それでも、黙々と作ったお陰でレシピを覚えたので、本日「ちょっくら作ってみっか」とフライパンの前に立ってみました。



日本ではコンビニで買った方が安いし美味しいので多分レシピは必要ないと思うのですが、作る課程は結構楽しいんです。なので、もの凄く簡単なレシピのみご紹介。必要なものが全て入っているホットケーキミックス使用!

1)ホットケーキミックスの箱が指定した量の卵を割り入れる。
2)カレー用スプーンですくった程度のバターを溶かして混ぜる。
3)牛乳or水を指定された量の倍入れる。(お好み焼きの生地ぐらいのゆるさが目安)
4)火は弱火。フライパンに生地を流し、上の面が乾いてきたらひっくり返す。
5)焼けた表面に再び生地を流し、下の面に焦げ目がついたらひっくり返す。
6)更に焼けた表面に生地を流し、同様にひっくり返す。
7)の、繰り返し。生地が無くなるまで黙々と焼き続ける。

です。だんだん高さが出るのに流す生地がゆるいので、ひっくり返すのが難しくなるのでご注意をば。また側面に生地が垂れてきますが、それもフライパンからの熱で火が通るので、安心して下さい。

もの凄く時間があって「何か凝ってみたい」と思った時には、生地を何等分かに分けて1つはココア入り、1つは抹茶入り、などと色分けしていました。交互に生地を焼いていくと、切った層がカラフルになって「時間をかけた甲斐があった!」とガッツポーズをしたくなりますよ。

ただ、このままだと時間が経つと表面が乾いてくるんです。これまではその都度食べきっては体重計の前で後悔するという繰り返しでしたが、パン教室に通い始めて知恵がつきました(いえい!)。時間が経ってもしっとりさせるための余分なレシピ(8)です。

8)バウムクーヘンが熱いうちに、お湯で薄めたシロップを染み込ませる。はけで何度も何度も塗る。

これで、2日目でも美味しいバウムクーヘンになります。

私は、結局食べきってしまいましたけど・・・。

Sunday, January 13, 2008

That's what I'm saying

「それそれ!」

と言う時に使うフレーズ。文字通り訳せば「それが私が言ってる事だよ」です。

ホントにそう言いたくなる短い手紙が先日、アメリカから届きました。シカゴ6年の間ほとんどの時間を共に過ごしたルームメートより。彼女は私よりも一足先の一昨年の11月にシカゴのアパートを離れ、現在はインディアナポリスに住んでいます。

I miss you so far away, and still long for our little nest from time to time.
(凄く遠く離れて寂しいよ。それに、今も私達の小さな”巣”が懐かしいんだ)

普通に英語でモノを考えていた時よりも、単語1つ1つが身にしみました。

そうだなぁー、ホントに気軽に手に入れられなくなってしまったから、"miss" youと言いたくなるし、ホントに遠い思い出になっちゃったから、"longing for" と思うし、と。それに思いを馳せるシカゴの古いアパートは本当に「巣」と呼ぶにふさわしかったんですよね。

南からの日差しがリビング一杯に入るので植物を育て始めたら、増えすぎて水やりに1時間がかかるようになってしまってました。水やりと2人で分担した後「私達には”赤い水”が必要」と、よく窓枠に腰掛けては、通りを見下ろしながらワインを開けてくれました。

嬉しかったのは、同封されていた写真です。裏にも短い一言が:

Looking down from the nest!




早速玄関に飾りました。

リラックス中。

シカゴでも日本でも、この時期はのんびり。3日に1度移動する生活ではどうしてもできないことをするのが楽しみです。

野球シーズン中にどうしてもできないものとは「習い事」でして。単発でクラスに通うことはできても、一所にいられないと次の予定も立てられない。2か月自由に使える時間を利用し、一昨年はシカゴで週2回テニス、昨年の1月はプエルトリコでウインターリーグを見がてらスペイン語を習っていました。でもって今年は、

パン!

以前から興味がありましたが、マックス2か月のオフではマスターできないため諦めていたのでした。んが、無期限で通えるようになった今、ここぞとばかりに開始です。



こりゃぁ、楽しい。

なによりも、暖かい紙袋を持って教室を出る瞬間が「萌え〜(←使いたいだけなんで)」写真は初心者用「ぶどうパンとココナツ&パインのパン」です。

しかしクラスは結構、”根性系”でして、「このパンが焼いてみたいですー」と言っても「焼けると思うなよ」と平気で言われます。きちんと基礎から技術を身につける形式なので、今のところ強力粉と悪戦苦闘しつつ上級者の生地のこね具合を目で盗む段階です。いえアノ、和やかな雰囲気なんですけどね。

目指せクロワッサン。

Saturday, January 12, 2008

Make the home homey

「ホーム」は「自宅」ですが、「ホーミー」は「くつろげる」という意味。

まだ数ヶ月も暮らしていない場所に少しでもシカゴ色が出せないかと、
引っ越し当日から植物を育てています。






別にシカゴ産でも何でもないんですが、部屋にもの凄く沢山の観葉植物を育てていたので、
「そんじゃぁ、日本でも」と思いまして・・・。これが少しずつ小さな葉っぱを出して元気に育ってくれています。

小さな事を毎日続けさえすれば、きちんと育つんだなぁーと、

改めて人間関係の基本などを再確認したりも、しております。

Sunday, January 06, 2008

サブプライムる

米国で07年の「ワード・オブ・ザ・イヤー」が発表されて、「サブプライム」が選ばれました。日本で言う流行語大賞に似ていますが、確かこちらは一般募集されるんだったと記憶しています。昨年「冥王星」という意味の「プルート」が選ばれた際は、自分が冥王星のニュースにあまりピンと来てなかったため聞き流していましたが、今回は日本にもばっちり影響が出ているため「ほほー」と興味深かったです。

もちろん「サブプライム・ローン」から来ているのですが、面白いのは別の意味をくっつけてしまうこと。「I subprimed the exam today = 今日のテスト、サブプライムった!」と言えば「今日のテストは散々だった」という意味になる・・・という感じでノリは日本と似てますよねー。

ちなみに、他の候補がどんなものだったかというと

*セレブ:セレブリティ(celebrity)からですが、スペルはceleb"u"と日本語的。多分日本語でちょっと違った意味になって流行ってしまった「セレブ」を皮肉ったものだと思われます。
*グーグルゲンガー:グーグルで自分の名前を検索した時に出てくる人、で、「ドッペルゲンガー」を文字ったと思われます。うまい!
*ビラリー:ビルとヒラリーのクリントン夫妻をまとめて呼んだもの
*NINJA= No Income, No Job or Assets(収入がなく、仕事も資産もない人)、もちろん読みかたは「ニンジャ」。

などなど、結構クリエイティブです。私はグーグルゲンガーがお気に入りでしたが、機会があれば友達にでも「What did you subprime? = 何をやらかしたんだ?」なんて言ってみようと思います。

未だに

どんだけ日本におるんじゃ。

と言われていいぐら、もう生活が始まっているのに。

やってしまいました。


タクシー。


右側のドアを自ら開けて降りちゃいました・・・

Friday, January 04, 2008

オバマとヒラリー。

大統領選挙を控えてアイオワの党員集会でバラク・オバマ上院議員が民主党で得票率トップに立ったというニュースが出てました。私に取ってはシカゴのあるイリノイ州のセネターなだけに馴染みのある1人。ついニュースを見てしまいます。

米国の選挙はテレビコマーシャルがいつも面白いので、選挙権もない私は楽しんでテレビCMを見てました。大々的に投票を呼びかけるCMが流れるだけで日本人としては充分驚きでしたが、ライバルの候補者についてネガティブな情報を流すという内容がほとんどです。

例えば今回のオバマ氏のCMに自分自身は一度も登場しないんです。終始白黒の映像で、労働者を思わせるグレーの制服を着た聴衆を大勢座らせて、ヒラリー候補がモニターを通じてスピーチをするんです。そこへiPodをつけた唯一カラーのアスリート風女性がハンマーをもって駆け込み、モニターへ渾身の“一撃”。爆発して光が射すモニターをバックに「今度の選挙は84年とは違う」という意味のメッセージと自分の選挙ボームページアドレスが最後に出るだけです。

クリントン候補のCMは逆に自身をアピールするものがほとんどです。どのパターンも、自身のスピーチや仕事風景の写真をつなげて、最後に「彼女だけがホープだ」というメッセージだったり、キャンペーンスローガンだったりを流すシンプルなものでした。音楽も明るく前向きで「She’s a beautiful girl」というようなフレーズが聞こえてちょっと可愛いなと思った印象があります。イリノイ州内の選挙関連のCMしか知識はないのですが、女性候補のコマーシャルはこの手のものが多い気がします。

選挙前はコメディ番組も政治系パロディが増えて、それも結構好きでした。「サタデー・ナイト・ライブ」とか「以前より面白くなくなった」と言われつつも、私は結構好きだったんだよなぁー。そういえば明日は土曜だし・・・。

日本のお笑いに関して今の私は「オッパッピー」は分かったけど「どんだけー」の使い方がまだ分からないという段階(遅すぎですね)。把握する段階もそれはそれで楽しいんですけど、ニュースを見てSNLも含めて”米国のコメディ見たい病”が発病してしまいました。

Thursday, January 03, 2008

やはり今年も・・・

毎年冬に帰国すると

1)”来日”と言われる
2)急に円が強くなる
3)風邪をひく

のがお約束でしたが、今回は「おかえり」が多かったし、為替は特に一時的なものでもなかったので、しめしめと思っていたら油断したのでしょうか。風邪正月です。

手元の薬は妙に鮮やかな赤い色の米国製カプセル。
それが妙に”シカゴシック”をあおりました。

最近の落ちつく場所:IKEA

Wednesday, January 02, 2008

New Year's Resolution

今年はこれに決めました。

TRUST MY PATH,
TRUST OTHERS

簡単なはずなのに、ここ数年この2つがどうしても難しかった。心のバランスが取れず、右手と右足が同時に出るようなギクシャクしていると「人相が変わってるよ!」と驚かれたこともありました。

昨年は「難しいものは難しいんじゃい!」で、なかなか解決策も見当たらずでした。それでも周囲の人たちを思い出すと「私は誰も信じないの!」と叫ぶ人は端から見ても魅力に欠けていましたし、「もっと他人を信じた方がいいよ」とアドバイスを下さった方はやはり堂々としていました。そこに答えがあるのは、間違いないはず。

目標をたてたからと言って明日から変身できるわけでもないですけどね。でも、環境が大きく変わる今年は365日かけて徐々にマスターしていければ大丈夫でしょうか。

そして、

SMILE ALWAYS

いつもの目標をキープして、2008年を乗り切りたいと思います。

What's yours??

Tuesday, January 01, 2008

Long time

日本で年越しするのは久しぶりです。

大晦日の夜から元旦の明け方までは例年、ドレスを着て、外出して、シャンパン持って「3、2、1、ハッピーニューイヤー!!!」でした。お蕎麦を茹でながら紅白歌合戦を見たり、お餅を焼いて食べたりするニッポンの正月に「そうそう、こんな感じだったねー」なんて考えています。

ただ正直「懐かしいな」と思ったのはその「3、2、1、いえーい!」の方。テレビで世界各地の年明けの様子が放送されると、妙に切ない。お世話になった方々への報告とお礼を終えてブログを更新しようと思っていたらすっかり遅くなりましたが、2008年からは日本で暮らす事になったんです。それにともない、来年からの米国現地でのメジャー取材も4年間で卒業です。

シカゴから送った引っ越しの荷物も先日漸く到着。友達に囲まれた米国での生活は名残惜しいですが、日本での新生活にはすぐ側に頼れる人がいるのが心強いです。

今後は日本からの更新にはなりますが、ブログの名前はそのままシカゴーで続けようと思います。6年も住んだMy kind of townですから、そこでの生活や思い出を、こうー、錆びさせるのもイヤなので。

さて、今年からどうなることやら。
今までよりも楽しくなるのは、間違いなさそうです。

***

ということで、やっとブログの更新も再開できそうです。壊れたデジカメから写真を取り込む事ができそうですし、アラスカ日記やシカゴレシピなど、昨年の部分も少しずつアップします。