Sunday, November 25, 2012

秋。

今月は京都に3度も出掛けました。
この時期「紅葉のついでに・・・」と、足を運びたくなりますね。

23日はラジオ時代の友人、DJ斎藤美絵ちゃんとマダム・ライターと3人で自転車をレンタルし、京都市内をサイクリングしてきました。

行き先は「永観堂」。


「もみじの永観堂」と言われるだけあって、どこもかしこも、さすがの美しさ。


しかも、紅葉と銀杏のコラボも☆


小雨が降っていましたが、幸い自転車をこぐ時間は雨に打たれずにすみ、そのかわり、雨のお陰で葉の色がより深く見えました。まさに「恵みの雨」^^

と言う事で、今日は言葉少な目で写真をば。















Thursday, November 15, 2012

ブログが別ページにリダイレクトされてた!

暫くブログを放っておくと、大変なことになる!

と、実感しました。

今日、知人から「あべひろさん、ブログが見れなくなっていますよ。全く別のページが開くんです。アドレス変えましたか?」と連絡を頂き、「ん?なんのことだろう??」と見てみると、イヤ見てみようとすると、

ヘンなサイトにリダイレクトされるではないデスカ!!!

焦りました。

パソコンと格闘する事数時間。とりあえず修復できたと思うので、テストを兼ねてブログをアップさせて頂きます。無事にみなさんの目に届きますように。

ちなみに、ブログは更新が遅いだけであって、生きています。。。ゴメンナサイ。



さて、ここからは、何があったのかを書いてみますね。長い上に、私自身も馴染みの薄いhtmlやらタグやら、あれやこれや、という内容なので、興味のある方のみ、ご覧下さい。


連絡を下さった方のメールに書いてあった通り、私のブログは全く別のサイトへリダイレクトされてしまい、すっかりブログが見れなくなっていました。その別のサイトのアドレスを全て書くのは怖いので、カタカナを含み一部キーワードだけ書きますね「ping」「ブログスポット」みたいな感じです。私のMacBookにはfirefoxとsafariのブラウザが入っていますが、どちらもアウト。今日、親切に連絡を頂かなければ、ずっと放っておいたところです。反省。

自分のサイトが見れない!と、一瞬で目が点になりました。思考回路は:

「あーぁ。私パソコン詳しくない。これマズい。どうやって直すんだろう?むしろ直るレベル?今までのブログが全部消去に・・・気が遠くなる・・・ちーん・・・」

です(笑)。

とりあえず、撃沈する前に頑張ってみよう、と色々と調べていると、こんなサイトを見つけました。英文です。

http://blogging.nitecruzr.net/2012/10/blogger-blogs-redirecting-to-blogspot.html

書いてあったのは「悪質なスクリプトがあって、自分のブログアドレスが別の場所へリダイレクトされてしまう」と言うこと。修復する方法は「自分のサイトのhtml画面から悪質なタグを取り除く」とありました。

と言う事で、

「bloggerのマイページから、テンプレート画面へ行き、html画面に行けばなんとかなるんだな」と言う事がわかりました。改めてblogger.comから自分のブログ作成画面へ。

設定画面から「テンプレート」を見てみました。すると、私のブログはそのページも、そのpingのサイトへリダイレクトされてしまっていたのです。自分のブログのhtmlサイトへすら辿り着けない。と言う状況になっていました。半泣きです。

でも、上記サイトには「悪質なケースではテンプレートもリダイレクトされてる」と書いてあったので、こういうケースは既に多発しているようです。この上記サイトを書いている方は、どうも人から頼まれてこのリダイレクトを直してあげている人のようで、読んでいると「僕のブラウザはfirefoxのアドオンのNoScriptをダウンロードしてるので、おかしなjavascriptが表示されず、悪質な(リダイレクト)スクリプトの被害に遭った画面も見る事が出来るし直す事が出来るので、ブロガーの貴方が同じブラウザ環境であれば自分で直す事が出来る」と書いてありました。正直私には、アドオンもNoScriptもjavascriptも「なんのこっちゃ」程度の知識しかありません。が、firefoxを使っているし、とりあえずそう書いてあるので、おそるおそるNoScriptをダウンロードしてみました。

NoScriptダウンロード後はfirefoxの画面が、なんと言うか「色々厳しく」なって「イチイチ許可」しないと、blogger.comのサイトを含む多くのアドレスへ辿り着けなくなってしまいました。どうもJavaScriptへの規制を強くしてくれたようです(今なお推測ですが)。

で、さっきのサイトには「bloggerは許可」してもいいけど「blogspotは許可しちゃダメ」と書いてあったので、それに従い、ひとまずblogger.comへのアクセスは許可。すると、firefoxのブラウザで自分のサイトが見られるようになったんです!!!!!

希望の光を浴びつつ(笑)、設定画面を見てみると、bloggerのテンプレートからhtml画面も開いた!

そして「ping」が入っている(全部は書きませんよ!怖いもん)タグを削除!

もう「神のお告げ」的な存在と化した「上記リンク」には、この動作の後には「サイトが復活したかどうかを試す前に、一旦『キャッシュを空』にして、ブラウザを再起動しよう」と書いてあるので、それに従い、キャッシュを空にしてからブラウザを再起動。

改めて、自分のブラウザで自分のブログとの再会を果たす事が出来たのです。

試しに、サファリのブラウザでも見てみました。こちらでも、ブログが正常に見られました。

やったぁーーー。

と、言うわけで、このブログはサファリを使って書いています。

もし、このタグさえ直せば復活するのであれば簡単なのですが、正直「いつのまに」そのタグが自分のブログ内に設定されたのかは、分かりません。ちょっと今後も気を抜けないですが、とりあえず、どなたか詳しい人が、より詳しい情報をアップしてくれる事を祈ってます。

上記サイトの人にはホント感謝!

そして、改めて近々、近況報告も綴りますね。
今日は、もうこのブログを書いて精一杯です・・・。

Saturday, September 29, 2012

Autumn

少し涼しくなったので、オーブン。

今日は夕方からガレットを焼きました。セルクルがないので、分厚い「ガレット・ブルトンヌ」は諦めて、"カジュアル版"ですが。。。

あら熱が取れたので、明日のおやつ&近所の食べ盛りガールズへの差し入れに☆



「涼しくなったから」も理由の1つでしたが、「美味しそうな珈琲豆が買えたから」と言うのも1つ。久しぶりに近所の珈琲豆屋へ行ってみたら、知らないタイプのブレンドが置いてあり「ブルーマウンテンを使った評判のタイプ!」なぁんて大プッシュしていて、つい手に取ってしまったのでした(笑)。同じ値段で普段買う種類の半分の量しか入ってなかったのに。えへへ。

ただ、先月・今月は何故か「コーヒー断ち」のようなレベルで飲めずだったので、久々に旨い珈琲で秋を迎えるのも良かろうと。

新しい豆はお湯を注ぐと綺麗に膨れ上がるので、それだけで嬉しくなりますね。

まだ暑さが抜けない関西ですが、それでも少し秋の気分を味わってみました。

Wednesday, September 26, 2012

「過去の自分」と「未来の自分」と。

最近、似たような話題で意見を述べる機会が多く、それを通じて気付いた「自分が頻繁に口にする単語」が2つある事に気付きました。

それが「過去の自分」と「未来の自分」です。

メールで問い合わせを頂いて返信をする際、電話で相談を受けた際、直接お茶して会話する際、と色々な場面で、「あー、私また言ってるなぁ」と(苦笑)。

どんな話題か、と言うと。

ええと、簡単に書くと「環境が変わる知人へ向けての意見」・・・です。

新しい環境に飛び込むにあたりどうだろう、と考えている知人へ向けて:「過去の自分を必要以上に謙遜しないでも良いのでは・・・」とか、「未来の自分に失礼のない選択をするべきかと・・・」とか、言いたくなる場面が多く。

(これだけ書くと「おまえ、エラそう」と言われそうなのは、承知なんですけど、一応この前後に何となく色々とね、やりとりも、あるんです、あった上でと言うことで、ハイ、笑)

その都度、「あ、また使っちった」と、内心テヘへと感じていたのですが、ただ、私としては、その言葉が適切だと思ったから、使っていたのであって(そして、他に思いつかなかったから、ですね・苦笑)。

特にここ最近、海外へ移動したり、海外から戻ってきたり、と、大きな変化を目の前にしている人の話を聞く機会が多かったです。それを聞き、素直に「へぇ、でも私こう思う・・・」と話しながら、「自分が頻繁に使う言葉がある」と気付いたのですが、それと同時に「そういう人たちが、自分自身をきちんと評価していない気がする」と言うことも発見しました。 必要以上に謙遜している人が多く、それは「過去の自分」に対して、ちょっと失礼かな、と思いましたし、同時に「未来の自分」に向けても良いお膳立てができないんじゃないかな・・・と感じたのです。

自分自身の「今」を、客観的に見るのはとても難しいですよね。その上、今のフィールドを外れた場所に移るにあたって、自信満々で挑める人の方が少ないですよね。だからこそ「用心する」のは大切ですが、でも、それと「過小評価」は、ちょっと違うんだろうなぁーと感じました。

そんな時に「過去の自分」と「未来の自分」へのリスペクトを持っておこう!と、一番に考えることができれば、「今の自分」について割と正しく考えられるし、正しく頑張れるんじゃないかなぁ、と、思うんです。そして「他」を気にする事も、少なくなると思います。。。と、間もなく結婚しよかな、仕事どうしようかな、と思っている知人とも、先日そんな話になったのですが(笑)

そうやって誰かに向けて、この言葉を使いながら、自分自身に対しても「私は今、どうかな」と考える機会が増えました。さて、私は、大丈夫なんだろか。

過去の自分に「そんなオチかよ!?」 と思われないように。未来の自分が「あのとき、アタシなにやってたんだろ・・・」と思わないように。私としては、今、そのために、地に足をつけて、柔らかく生きていくのがきっと良いのだろなー、と思ってます。行動に移すのは、明日ぐらいから・・・、かなぁ(笑)
 

Saturday, September 15, 2012

Dearly Beloved

今日は友人夫妻を自宅に招いて「タコパー」、そうです、「たこ焼きパーティ」をしました。大阪に来て2年。少し関西の文化も取り入れつつあります(笑)



すっかりくつろぎ、友人にたこ焼きを任せる私・・・。

さ て、そんな友人がお土産に持ってきてくれたのが「Dearly Beloved」と言う名のワイン。単語で雰囲気は分かるし、辞書にも「大切なあなた」と日本語の意味は出ていましたが、これが冠婚葬祭等の際に宗教的な意味合いを含んで使う表現である事は、知りませんでした。結婚式などでは定番のように使うそうです。

へぇ、なんて関心していると、友人が一言:

「こういうのを訳すのって、難しいだろうね」

なんて事言うんだ、ワイン飲んでるときに。酔った頭で考えなきゃいけないじゃないか・・・。と、以来たこ焼きをよそに、えーと、えーと、なんて頭をグルグルとさせてしまいました。

まずは情報収集。

何故このワインにこの名前がついたのか。その説明はボトルに書いてありました。

"Dearly Beloved brings together the finest red wines from the Central Coast to create the perfect union of flavor and aroma. Aromas of dark cherry, plum and spicy vanilla oak vow to pair perfectly with blueberry, black currant and toasted vanilla bean flavors"

要するに風味と香りが一体となり素晴らしいワインの味に仕立て上げているとアピールしているらしい。この、アロマが”vow to pair perfectly with”フレーバー。。。なんて言う表現が、憎たらしい程凝ってて、もぅ〜。。。やだなぁ、頭使うの(笑)。

宗教的な背景知識に乏しいので、その辺を日本語に当てはめるには、今の私にはちょっと時間が必要ですが、そういう説明を聞いて一番に浮かんだ日本語は「連れ合い」でした。単に、伴侶を表現する言葉の中で私が最も好む言葉、と言うだけなのですが。でも日本酒や焼酎ならまだしも、ワインにはちょっと不釣り合いだ なぁ、なんて。

友人は日本語はそれほど使わないので、改めてそのツレアイの説明を「better half」であると伝えたところ、「うーむ・・・」と、納得しがたい様子。まぁねぇ〜。1本全部が「パーフェクトなワイン」と伝えたいのだから、ハーフだけ良くてもね、なんて思いますよね。

...と、じゃ、背景も説明に加えちゃって「神のお導き」?背景はもうこの際無視して「完全なる出会い」?なんて、色々と考えつつ、一緒に来てくれた2歳のお嬢さんの欠伸を合図にタイムアウトとなったのでした。

Dearly beloved

これ自体はとっても素敵な言葉。そして名前に負けずワインも美味しかったです。懐かしい米国のスーパー「トレジョー」こと、Trader Joe'sのワインでした。ここ数週間、ちょっと疲れていたのですが、久々の友人と久々のワインで、ちょっと気分回復♪です。


Thursday, August 16, 2012

Summer retreat

五輪を見て寝不足になり、花火大会に知人を呼んで酒を飲み、と、特別「休暇」と言う形で予定を入れていなかったにもかかわらず、夏休み感覚で日々過ぎて行った8月。昨日は休みを取ってくれた夫と「箕面」と言うエリアに初上陸し、有名だと言う滝を見に行ってみました。

電車でも行ける距離にある大阪の郊外ですが、コンビニの隣に田んぼが並ぶ雰囲気はまるで愛媛県のようで、帰省気分まで味わいお得感倍増でした(笑)。そんな箕面の駅付近から片道40分かけて山道を歩くと辿り着くのがこの風景です。じわりと汗ばんでいた体が涼しい風に癒されました。
 



 
まだまだ夏の雲が浮かんでいて、残暑とは思えないのですが。。。
残暑お見舞い申し上げます^^

Wednesday, August 01, 2012

Make myself who I am

夜更かしをしていたら、8月になっちゃいました。色々と書きたい事が溜まっているのに、あ!っという間ですね。 今日は色々と書きたい中の「先週ぐらいに書きたかった内容」をば(笑)。

大阪の仲間は大抵が外国人なんです。と言う訳で夏になると各々、やれ米国だ、ドイツだ、オーストラリアだ、ダブリンだ、英国だ・・・と「帰省」してしまいます。一斉にみんながいなくなるので、なんだか凄くがらーんとしてしまう8月のプライベートの予定を見て「誰とガールズトークすれば良いんだろう・・・」と、少し途方に暮れています(笑)。

でも嬉しかったのが、そんな「しばしの別れ」を前に友人達がほんの少しの時間を見つけて声をかけてくれた事。通訳の学校へ行く前の30分とか、打ち合せに向かう前のランチタイムとか、「今、どう?」と言うメールに私も「是非!」と、炎天下の大阪で自転車を走らせました。

で、そこでの会話で「ほほぅ」と考えさせられた事があったんです。それが、本題でブログのタイトルにもした言葉。

「『アマエル』言葉は日本独特だけど、結局のところ"make yourself who you are"だと思うんだよね」との友人の一言。日本人の男性と結婚して、もう5年程関西に住んでいる彼女は、日本語も割と分かる。そんな彼女の声で聞いた「アマエル」と言う日本語と「Make yourself who you are」のフレーズで私も「何か」が腑に落ちました。

ちなみにMake yourself who you areは直訳すれば「自分を自分らしくいさせる」、ですが、要するに「自分の素を出せる」ってことですよね。そうかそうか。「甘える」とは突き詰めるとそういう事なのだな。と、今更ですが、自分の中で、ストンと落ちました。

「泣き言が言える場所」だったり「愚痴が言える場所」だったり。大人の甘えは複雑ですね。・・・書きながら「今更!?」と言う突っ込みも聞こえてきそうですが(苦笑)オトナになると案外そんな場所も減ります。「アマエールー」と、しっかり外国訛りで喋っていた友人はきっと今頃、帰省先のドイツでのんびりとmake herself who she isになっていることでしょう。一方私は、ドイツから何を買ってきてもらえれば良いか思いつかず、土産を早速、甘えそびれました(笑)。あーぁ。

Saturday, June 30, 2012

10年。

先週末の話になりますが、シカゴの最初のルームメートだった友人、リーアンが米国から日本に遊びにきてました。関西では3日間程、我が家に泊まってもらい、短期間でしたが久々に「同じ屋根の下生活」が復活。関西を案内した時よりも、我が家でのんびりしている時の方が、なんだか楽しかったような、そんな数日間でした。

彼女との出会いは全て「タイミング」のお陰でした。渡米当初、住処を探すべく不動産屋へ行ったものの良い場所が見つからず、諦めて不動産屋を後にし、駅で電車を待っている間に読んでいたフリーペーパーで「ルームメート募集欄」を見つけたんです。今自分がいる駅が最寄りだと知り、電車に乗るのをやめて公衆電話から連絡してみると、すぐに電話に出てくれたのが、リーアン。「今から来れば?」と言われ、出掛けた数分後には意気投合しました。すぐに大家さんにも会えて、そこからトントン拍子に最初の住処が決まったのでした。

些細な事ですが、フリーペーパーに気付かなければ、電車がすぐに来てしまっていたら、電話に彼女が出なければ・・・と、色々なタイミングを外せば実現しなかった縁。私は彼女からアメリカ文化の入り口を教わり、彼女は彼女で、大学を出てから英会話教師として1年間、日本で暮らした経験もあったり、と、互いに影響を与え合った関係なのは、間違いありません。「それが良いものだったらいいんだけど」と、改めて今回、自分たちのこれまでを振り返る事が出来ました。

最近のブログでは10年程前の話ばかり綴っていたのですが、何故か今回も、(あ、先週の話ではあるんですが・・・)10年前の友人との思い出話。なんだか最近は、節目を思う機会が多いみたいです。




写真は、お土産に貰ったTrader Joe's のエコバッグ。 スーパーのバッグなんですが、とっても可愛いバッグなのでリクエストして買ってきてもらいました。

「アメリカを思い出すものって、些細なものだね」と言った私に、
「私もローソンの鮭おにぎりが懐かしかったから、気持ち分かる」とリーアン。

今回の関西では、ローソン前で写真を撮ってあげました。

Monday, June 11, 2012

最近良く思い出す会話。

10年前・・・・イヤ、11年前になりますが、2001年夏のこと。エフエム愛媛を退社し、ジブラルタルにいました。

ハイ、ちょっとご縁あって(説明、簡単過ぎ・・・)。

会社を辞めてから2002年1月に大学院が始まるまでの間、英語の勉強をさせてもらったり、色々、していました。そんな時に通りすがりの人と偶然交わした会話を、10年以上経った今、もの凄く思い出します。

ジブラルタルと言うのは、イギリス領でありながらスペイン半島の最南端に位置する変わった場所。また、海を隔ててモロッコが目と鼻の先であることから、南スペイン、アフリカ、イギリスの文化・宗教観が融合した、独自の雰囲気を持つ土地です。私が訪れた夏は、地中海に面したこの場所にヨーロッパ各地から沢山の人がバカンスに訪れ、活気がありました。

っと、そんなジブラルタルのカフェかどこかで、偶然近い席に座った英国人のオジサンとの会話なんです。ちょうど欧州各国の通過がユーロへ移行するのかどうなのか、との瀬戸際のタイミング。「イギリスの人はユーロについて、どう思っているのですか?」と言う私の簡単な質問に、オジサンも簡単に答えてくれました。

「君は日本人だね。では君なら、どう思うんだい。もし、明日から『日本の通貨の価値が、近隣アジア諸国の通過の価値と同じになりますよ』と言われたら・・・?」

とても分かりやすい一言でした。そして当時の私の反応は「・・・おぉっと。これは簡単には飛びつけない」でした。

もちろん、我々の会話以上の政治的・経済的な理由があって英国はユーロを導入しなかった・・・のは言う間でもないのですが。あれから11年。日本でも毎日のように欧州通貨危機のニュースが取り上げられ、英国は今も、ポンドを使っていて。あのオジサンの言葉を良く思い出します。


ちなみに写真は、我が家のベランダにある「酔った勢いで買って帰った紫陽花」(笑)。買った時はヒョロヒョロして如何にも弱々しく、 その他元気の無い鉢植えと一緒に「セール」品として売られていました。植え替えて元気が出たみたいで、新たなつぼみを発見。よかったよかった。





ちなみに、この話を先日の「2人編み物会」にて話していたら、トリシュが「うん・・・私の国が、そのオジサンの言うところの近隣アジア諸国かなぁ・・・」とぽつり。そうか。彼女の故郷アイルランドも危機支援を受けている国だった。そして「アレクシはきっと怒ってるよねー」と少しジョーク。我々の共通の友人であるアレクシはドイツ人なんです。最近、海外ニュースを見る度に、それぞれの国出身の友人の顔が浮かぶようになりました。

Sunday, June 10, 2012

WWNIP

昨日9日からの1週間、世界ではこっそり、地味に、ささやかに、「編み物促進週間」に突入しました。その名も"World Wide Knit in Public 2012"。略してWWNIP。編み物好きな仲間で集まって、人目につく場所で編み物をして、周囲へ「編み物って楽しいよ☆」とメッセージを発信する・・・と言うような試みです。ただ、6月の第2土曜からの1週間が「促進週間」と決まっているだけで、後は「と言う事で、みんな世界の各地で適当にやってねー」ぐらいの、ゆるいイベントです。

「編み物カフェ」なんて言葉が一部定着しているものの、日本の「編み物」のイメージは、まだまだ地味。でも海外では、仲間でカフェなどに集い、編み棒を片手にお喋りしつつ楽しむグループは多いです。先駆けの1つが「Stitch'n'bitch」。これは私が米国に住んでいた頃から本を出したり、公式サイトが盛り上がっていたりと、知名度があったので、随分前からの活動だと思われます。「編み物ビッチ」なんて野蛮な名前に聞こえますが、語感はいいんですよね。それに「カッコいい編み物するわよ!」なんて言う意気込みが見えるような・・・個人的には、そんなイメージもあります。

そうそう、あの「VOGUE」誌にも、「Vogue Knitting」と言う番外編雑誌があるんですよ。世界では編み物がいかに「モード系」なのか、分かります(無理矢理か・・・)。うちにはVogueは無いのですが・・・Stitch'n'bitchは、何となく「持っていたい1冊」として手元に置いています。もう1冊は、技ありパターンが満載の「Mason & Dixon」。



さて大阪には、この"ビッチ"達が多く生息しており(笑)、割と頻繁に集いを主催しています。多国籍軍の仲間は、私が大阪に来てから既に2年目のつきあい。気心もしれていますし、今回のWWKIP2012は彼女達にとってはズバリのイベントですから、「日本でも参加しよう!」と呼びかけた時の周囲の反応は抜群でした。そこで張り切って中之島の川沿いにある素敵カフェを予約。時差のアドバンテージを持つ我々が、世界中の編み物好き達の「The very first kick off!j」の称号を勝ち取ってやろうじゃないか!なんて、盛り上がっていたのですが・・・

RSVPにて「参加するね!」「楽しみー!」と書いていた10数名のうち、本当に来てくれたのは、わずか1名。なんだよぅ・・・。聞けば、全員が都合良く頭痛を催したそうで(そんな訳はない・笑)。



まさか4時間1人・・・?と思っている時に撮影した1枚です(笑)

律儀に来てくれたダブリン出身のトリッシュと 2人でここのカフェ名物のアメリカンバーガーを食べ、テラス席で編み物・・・はさておき、午後のおしゃべりに花を咲かせました。それはそれで、楽しかった。たのしかった、けど。。。

・・・プラスαの呼び物が無い時の友人の冷たさは世界共通だな、と実感したひとときでした(笑)。東京にいた時も「寿司屋の食事券貰ったよ!」と呼びかけて「行くー!」と言ってた面々が、「あ、日曜定休日だった」と言った途端、「そう言えば、体調が・・・」とキャンセルされたもんなぁ。ちぇ。

他の国は、盛り上がったのかなぁ・・・。


Friday, June 08, 2012

夜中の青山椒

初めて、山椒を煮てみました。


 
しかも、こんな夜中に(笑)。

ええっと。ちょっと時間があったんです ^^。 煮込んでいる間に部屋まで山椒の清々しい香りが届き、なんだか6月の夜にしっくりきました。

お醤油を入れる前に固さを見ようと口に入れたら文字通り「ぴりりと辛く」(苦笑)、その後の味付けは、予想より濃くなったかもしれません。。。ただ、舌の感覚が戻らず、今も、確認ができないのですが(笑)。

最初に「美味しいなぁ」と思った山椒は、親戚の家に1人で泊めてもらった時の朝食で出してもらった、叔母手作りの佃煮でした。四国から1人で出掛けて泊めてもらった横須賀の家で、佃煮を食べながら、「僕ぁねぇ・・・」で始まる、叔父の典型的な関東の喋り方を耳にし、その叔父から、滅多に呼ばれない「君」で呼ばれて。その空気が当時の私の日常から凄くかけ離れていて新鮮だった記憶があります。

そんな事を思い出しながら、夜中の青山椒。明日の朝食で・・・、この山椒は美味しく食べれるのかな。






独り言:・・・こういう事をいつもfacebookに書いちゃうから、こっちがおろそかになっちゃうんだな。


Thursday, June 07, 2012

気付けば6月。

はやい・・・

しばしブログを放ったらかしにしてしまい、失礼しました。

月目標を「ととと、とりあえず時間を有効に!」程度にしかまとめきれず、5月が過ぎ去りました。引き続き、今月の月目標も「限られた時間内で最大限の効率を」のみ。要するに「キャパオーバーしないように、何でもかんでも、サクサクこなそう!」って言うことなんですけど、何かちょうど良い、テーマになりそうなフレーズが、思いつかず。普段は毎日の振り返りで次の月への目標が「ポン!」と浮かぶんですけどね。

まぁ、このブログの更新が滞っているだけで、この目標が果たせていない事が分かります。あとはfacebookにばかりアクセスしているから(苦。これが最大の時間ロス要因)。あぁーぁ。

今月は、ひとまず、「足下と、行き先を、交互に見る」と言う感じで動いて行きたいです。っと、目標宣言をば。


さて6月。


最近何をしているのか、なんて言う報告から始めようかと思いつつ。。。

振り返っても、さほど大きな近況は無く(汗)。

家事&仕事&仕事&仕事・・・、みたいなペースで日々過ごしています。

ただ、英語にまつわる仕事が中心になり、ちょっと独学を卒業したかったので、昨年から翻訳と通訳の学校に通っています。多分これが、一番の近況かな。大したニュースでは、無いんですけどねぇ・・・

ただ、これがキツくて!

仕事と同じ分量の課題を、仕事の納期の半分で完成させなきゃいけない。内容も、もちろんMLBやテレビ番組の海外映像(そうなんです、こんなのも時々やってます)とは違ってくるので、リサーチも多くなるし。と、要するにこの1年ばかし、自らお金を払って荒波に飛び込み、アップアップしていたんですよね(苦笑)

マニアックすぎて、このブログでは書ききれませんでしたが、多少の「勉強&仕事、苦悩日記、英語の気付き」を、実は別のところで綴っていました。 このブログと重複する部分も多々ありますが、マニアな内容がお好きな方のために(笑)、リンクもブログ内どこかでこっそりご紹介しますね。


6月は我々夫婦に取っては入籍日があるので、特別な月でもあるんです。そんな事もあり、今日、実家から特大の花が届きました。



写真では大きさが伝わりにくいかもしれませんが。玄関で貰った時には「おもっ!」予想以上の重量に驚きました。あらあら。奮発しちゃったんだろうなぁ。

「笑顔で生きている」ということが、また自分以外の誰かも嬉しい気持ちにさせているのだなぁ、なんていう、小さな基本を改めて胸に刻みつつ。お父さんお母さん、ありがとね。


Monday, April 02, 2012

Perfect for "April 1st"!

本日、ワタクシ、3度目の結婚式を経験しました。




うひょひょ。

「エイプリル・フール」にとても相応しい写真になりました。実は本日、結婚式場にて「模擬結婚式」のモデルのお手伝いをしたんです^^。日も日だし、これはオモシロイのではないかと言う事で、堂々と写真をアップしてみました(笑)。実はこのモデルのお仕事はこれで2度目なんです。"本当の"挙式と合わせて、これで3回も白いドレスに身を包む事が出来ました。え?年齢?この際いいじゃないですか(笑)。素直に「いえーい、ラッキー」と楽しんできました☆

昨年のこの時期、この会場で自分たちも結婚式を挙げました。それ以来仲良くしてくれているプランナーさんが今朝差し入れしてくれたのが、メッセージ入りのお菓子^^



気遣いにホロリです。

会場のスタッフの方々の間にもこの1年でハッピーな近況が続いているのを聞き、今日は文字通り「幸せな」気持ちを沢山頂きました。

そして自分たちにとっても節目である4月に、なんだか新鮮な気持ちにさせてもらいました。結婚式場、改めてパワースポット的な要素がありそうです。

Thursday, March 01, 2012

Monthly resolution - Boost myself to the next level.

3月になりました。

今年ももう、第1コーナーにさしかかっていますね。

今月の目標はタイトルに掲げたコレ。「引き上げる」と言う気持ちを込めて「ブースト」と言う単語を選びました。

様子見の昨年を経て少し視野が広がった今年は、昨年より少し色々なスピードを速められそうな気がしていて、年明けから随分と「よし、今だ!」と、ちょっとアクセルを深く踏んでいるのが自分でも分かります。20代の頃のように、闇雲にどこにでも突進する元気はないですし(笑)、できれば狙った場所に的を絞って、一発で仕留めるような力をつけたいです。

なんだかぼんやりと書いてしまいましたが、ええと、具体的に言うと、仕事のこなし方もそうですし、日々の時間の過ごし方もそう、かな・・・。要するに「ムダをなくせる力を付ける」と言うのがきっと、私が今目指したいものなんだと思います。

誕生日も近づいている事だし、36歳の締めくくりとしても気を引き締めていこうっと。

・・・と、話は突然変わりますが、昨日までタイに行ってました。




上の写真はアユタヤの「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」と言う寺院。

ここには涅槃像もいて、お願いごとをした後に像の足の裏にコインを押し付けてみて、それが張り付いたままだと叶うそうです。ガイドさんによると、3回までトライOKだとか(笑)。

全身を撮るのはとても難しかったので、肝心の足の裏は写っていませんが・・・。



私のコイン、一度で張り付きました☆

Thursday, February 16, 2012

海と山の話。

大阪に引っ越す前に「餞の言葉」として頂いたのが「海と山の話」。

「ヒロコさん、この話、覚えておいた方が良いですよ」。

・・・と、教えてくださったのは書道家・武田双雲さんです。最近、時々この話を思い出すので、ここでもご紹介します。伺ったのは、こんな感じの内容です:


2人が旅行を計画するとする。
1人は海へ、1人は山へ行きたいと考えているとき、

2人で海へ行った場合も、2人で山へ行った場合も
一方は:「自分が意思を押し通した」
もう一方は:「自分は完全に譲歩した」
と考えるので、
海だろうが山だろうが、
結果しっくりこずに旅を終えることになる。

2人が楽しめる旅にするには、どうするべきか。

双雲さんは、
「そういう時は、その理由を聞かなきゃダメなんです」
と熱く語ってくださいました。

どうして海なのか。
その答えには「水に触りたいから」「水辺で癒されたいから」「波の音が聞きたいから」など、その人なりの理由があるでしょう。

どうして山なのか。
この答えにも「高い場所から景色を見下ろしたい」「緑に囲まれたい」「土を踏みしめたい」など、色々と考えられます。

その「なぜ」が分かれば、お互いが少しずつ譲り合って「第3の答え」を出す事ができる、というのが"双雲論"です。その第3の答えは「丘の上の湖」かもしれないし「海が見下ろせる高台」かもしれません。「店内に滝が流れる野菜レストラン」で落ち着くかもしれません。

その「なぜ」が分かる事で、選択肢は「海と山」の2択から無限に広がります。お互いが少しずつ譲り合い、少しずつ自分の意見を取り入れられる場所を探す事ができます。「その結果行き先が海でも山でもなくなったのに、旅は2人にとって同じぐらい楽しいものになるんですよ」、と教えて頂きました。

もちろん「旅の教え」ではなくって、複数で意見を交換するときに大切なのは「第3の答え」である、ということですよね。

とても素敵なお話でした。

最近、この話を頻繁に思い出すので、このブログでもご紹介しました。

なぜ頻繁に思い出すかは、長くなるので、またいつかブログにてお話しますね。

Thursday, February 09, 2012

Monthly resolution - Upgrade myself

2月も随分と過ぎてしまいました。

今月の目標は「自分のバージョンアップ」で、先月と変わりません。ただ、どちらかと言うと「現状維持」をモットーにしていた昨年に比べ、自分の抱えている「いろいろなこと」の処理速度を少しアップしてみようかな・・・と考え始めた点では、1歩前進しているのかなっと感じています。すぐにグンと色々な効率が上がる訳ではないので、「ゆるやか〜」に^^。恐らく来月も、似たような目標になるんだと思います(笑)。

写真は、思わず声を上げてしまうほど、笑顔にさせてくれた一皿。時々新聞時代の先輩と英語勉強会をしているのですが、その時に出掛けた ig cafeにて。



Wednesday, January 25, 2012

Unneglectable artist.

きっと心境がリンクするのでしょう。「単身渡米」とか、そういう単語に良く目がいきます(笑)。そしてこのキーワードがきっかけで、以前からその名前を見ると気になっていたのが、前衛芸術家・草間彌生さんでした。これまでは恥ずかしながら「水玉のカボチャで有名な、とてもスゴい人」というポカーンとした知識しか無かったのですが、昨日、大阪で開催中の個展を見て、ドカーンと爆風をあびたような衝撃を受けました。





美術館では大抵、音声ガイドを借ります。同展の音声ガイドには、ところどころに草間彌生さんのインタビュー音声が入っていて、その声の"芯の濃さ"に圧倒されました。

現在82歳。死を身近に意識しながら、その上で「戦う」という言葉を沢山使っていました。描きたい物はどんどん溢れて来るのだ、と。絵の具が乾くまで待つ時間も勿体ない、と。まだ戦うわよ、と。その声からは「自分の中でもう決めてしまっていること」はとりあえず明確なので、自分はただそれに向かって生きており、時間がいくらあっても足りないのだ、と繰り返し語っているようで・・・ただただ、感服です。





その脳内とかが覗けたら、んもう「とりとめの無い色んなもの!」がほとばしって、溢れているんでしょうね。米国で生活をしていた1960年代を「1960年代!」と表現していたのも印象的でした。若かった当時は今以上に「!!!」だったのだろうな、だとすると、その時の脳内なんて、きっと怒濤・・・などと考えたりしつつ、草間芸術に触れて・・・イヤ"撃たれて"きました(笑)。

展示映像内での「ピカソもウォーホールも出し抜いて1番になりたいのよ」と言うコメントが、しごく自然な語り口で印象に残ったので、帰宅後に"Yayoi Kusama", "Andy Warhol", "Interview"で検索したインタビュー記事を読み、Yayoi Kusama をneglected artistと形容していたり、アンディ・ウォーホールに対する心境なども知りましたが・・・

She won't be, or cannot be neglected.







Monday, January 23, 2012

A Decade.

"Happy Chinese New Year!"

そんな言葉が今日のfacebookには飛び交っていました。旧正月ですね。そして私にとっては初心に返るきっかけになる頃です。

何度も書いているような気がしますが、愛媛での仕事を「エイヤッ」と辞めて飛行機に乗り、雪のシカゴに降り立ったのが2002年1月20日でした。降り立って最初の2週間は、学校が斡旋してくれたユースホステルに滞在。そこで知り合った仲間で旧正月パレードを見に行った日が、私が初めてシカゴで電車に乗った日で、ダウタウンから少し離れたチャイナタウンまで冒険した日で、異文化に大きく触れた日でした。

そこからアパートを見つけたり、銀行口座を開設したり、電話を引いたり、家具を買ったり・・・というステップを踏み、同時に米国的にもアカデミー賞、スーパーボウル・サンデー、セント・パトリック・デー・・・とイベントが色々と続き、春に近づいて行きました。それぞれのイベントのニュースを見るたびに、その時々に過ごした自分の新生活、街の匂い、友人の顔などを思い出します。そこから6年も居着いてしまうのですが、思い出すのはどうしても1年目の自分。特に何もお祝いはしませんが、1月20日を過ぎたこの時期は、初心に返ります。

今年で「エイヤッ」からちょうど10年。

友人の写真を見ると、今年の1月後半も、あのときと変わらないぐらいの雪が降っていたようで。






色々な意味で、気持ちが引き締まります。



Wednesday, January 18, 2012

遅くなりましたが、今年初ブログ

お正月に実家で貰ってきたお餅を暫く干していました。
本日ちょこっと揚げてみたら、美味しく出来ました☆






と、そのぐらい、お正月から時間が経ってしまった本日が、2012年初ブログ。ゴメンナサイ。ナンダカンダと1月は文字通り「往ぬ」勢いで過ぎています。


今年の目標は「Upgrade myself」。


このブログも変わらず「筆力向上・安否報告」を目的に継続しますね。


May 2012 be all you hope for.