Tuesday, July 24, 2007

Catch22

この前「ピッチ」を書いている時に、あ、キャッチもあるなぁと思い出しました。

でもキャッチ22。

野球用語とはなーんも関係なく、イデオムとして「ジレンマ」を表したいときに使う便利な言葉です。「イッツ・キャッチ・トエニートゥー!」と言えば通じるなんて非常に楽です。

60年代の小説のタイトルでその後映画化されました。だからご存知の方の方は多いかなぁー、ここで紹介する必要もないかもしれないなぁ・・・と思っていたのですが、随分前に自分で買った本「100 words makes you sound smart (=頭よく聞こえる100単語)」にも出ていたので、「そうかー、頭よく聞こえるらしい」と紹介する気になりました(笑)。

コメディ風の戦争映画「キャッチ22」は徴兵召集されないために自分が精神的に問題ありだというフリをしたいが、自分で「僕ちょっとヘんなんです!」と言えるのは「まともな人だけ」と、証明できない。イライラするー!いうジレンマが描かれていた・・・と思います(随分前に見たので内容はハッキリ覚えていませんが)。最近私がよく耳にするのは監督会見などで、「中継ぎを補強したいのだけど、野手を放出するとやはり戦力ダウンに繋がるし・・・キャッチ22なのだ」という感じで聞かれます。

今月末はメジャーリーグのトレードデッドライン。
あちこちの球団が「キャッチ22」を解決するときです。

Monday, July 23, 2007

フランスの夏料理/ラタトゥーユ(Ratatouille)

夏野菜のトマト煮込みです。暖かいうちに食べてもおいしいし、冷やしてもグーです。完成形はこれ。



ではミニレシピ。
材料:
(メイン)タマネギ/ズッキーニorキュウリ/なす/トマト
(お好みで)パプリカ/かぼちゃ/スクワッシュ/ニンジン
トマトピューレ&白ワインを混ぜたもの:野菜がひたひたに隠れる程度
ローリエ:1〜2枚
ニンニク:1かけ
オリーブオイル
塩こしょう

作り方:
1)タマネギはくし形、その他の野菜は厚めの輪切りか銀杏切り(=もぐもぐ食べやすい大きさ)にします。
2)鍋に「炒めるよりは多め」にオリーブオイルを入れ、温度の低いうちにつぶしたニンニクを入れて香りをうつします。
3)タマネギが透明になった頃から硬い野菜順に炒めます。ニンジン/カボチャはレンジで下ごしらえすれば時間短縮。
4)全てに火が通ったら、トマトピューレと白ワインを混ぜたもの(配合:基本半々)を「ひたひた程度に」注ぎます。
5)湯気が出たら弱火でトマトソースが絡まるまで煮込みます。
6)塩こしょうで味を整えてできあがり。

応用:
パセリのみじん切りを散らしたり、熱いうちにチーズを加えたり、パスタと絡めたり・・・など。

シカゴでは夏の間ダウンタウン各地で「ファーマーズ・マーケット」と呼ばれる青空市場が出回ります。郊外の農家の方々が取れ立ての夏野菜を持って来てくれますが、見た目もカラフルで楽しく買いすぎるのが常。で、作る時間が限られていると大量に作り置きするのが、このラタトゥーユです。

最近同じ名前の映画が公開されたと聞きました。ディズニー&ピクサーの共同製作「ラタトゥーユ(「ラタトゥー”イ”」かも)」。邦題は「レミーのおいしいレストラン」だそうです。見に行きたいなぁ、とスケジュールをチェックすると日本では7月28日から公開だとか。日本語の公式サイトを見つけたので、リンクを勝手にコピペしました。

http://www.disney.co.jp/movies/remy/


もし私が7月28日までに映画を見られれば感想もご報告できるのですが、恐らく不可能。映画をご覧になった方の感想を楽しみに待っています。

Sunday, July 22, 2007

Loitering

先日ピッツバーグ・パイレーツのクラブハウス前でジム・トレーシー監督の試合前会見が始まるのを待っていたときのこと。隣にいた記者の方がその場にいたみんなにむかって、つぶやきました。

「プロフェッショナル・ロイラリ…」

・・・聞き取れんかった。

でも、みんなが笑っていた。どうも「面白いことだった」とだけが分かり、ついて行けなかったことが残念だったけど・・・ええい、思い切るぞ!

ーすみません。今なんて言ったんですか?

「プロフェッショナル・ロイラリ・・・」

・・・まだ分からん。

側にいた記者の方々もおもしろがっています。「その言葉は覚えていた方がいいわよ」「アメリカ人でも使わないかもしれない」。監督室前での待ち時間、相手の方もヒマだろうしとメモ帳に綴ってもらう事にしました。それが、これです。

Professional loitering.

でも、

・・・読んでも分からんかった・・・。

ーすみません、どんな意味ですか?

「今のオレたちの状況」。

ロイタリング。私は初めて聞いた単語でしたが、「うろうろする/たむろする」という意味があり、デパートやお店の入り口前などにはよく「No loitering」と書かれた看板があるのだとか。「ここでたむろするな」というお願いらしいです。この記者の方は、我々がここでうろうろしているのは「仕事の一環」と強調したかったようです。だから、プロフェッショナル・ロイタリング。ふぅーん。

しかしこれが、

プロフェッショラル・ロリラリルン・・・

プロフェッショナル・ロイラリン・・・

聞いて読んでも分からなかった単語がせっかく分かったのに、

今度は言えない・・・

Saturday, July 21, 2007

ピッチ

野球でマウンドからボールを投げる人は、

ピッチャー。

ピッチする人だからピッチャーですよね。

・・・

なめとんのかい!

と言われそうな出だしですが、まぁまぁまぁ。だって、英語で「投げる」って言おうとする時「ピッチ」って使わなくないですか?「ボールを投げる」って言いたい時、概ね「スロー」を使いませんか。throw a ball。

じゃぁ、

ピッチてなんじゃ。なんで投手はピッチャーなんじゃ。スローとピッチは何が違うんじゃ。

が、本日のご紹介。

ピッチで投げるとき、そこには的があります。
スローには、投げ「入れる」という意味が含まれています。

なので、私が自分で解釈しているその差は(もの凄く大雑把な説明ですが):ピッチは「バシッ」と投げてて、スローは「ポイッ」って投げてる・・・です。これって伝わるのかなぁ。。。

で、本日のメインはその「ピッチ」、別の使い方。

ボール以外に何をバシッと投げるかというと「アイデア」なんです。出版関係の仕事ではよく「ピッチ・ア・ストーリー」という表現が使われます。要するに「企画を提案する」という意味で、I wanna pitch a story to that publisher (=あの出版社に企画を提案したい/持ち込みたいんだよね)と言います。 もちろん原稿だけではなく、新製品のアイデアを提案するときにも「ピッチ」が使われますから、新しい商品を次々に生み出す人の事を「ピッチマン」と言ったりするんです。「あたれ!」と願いを込めて、的にバシッと行く。そういう感覚では、「スロー」じゃなくて「ピッチ」の方がしっくりくる気がしますね。

*ちなみにそうやって「ピッチ」したアイデアが受け入れられる場合「accept(アクセプト)」、却下される場合は「reject(リジェクト)」が使われます。

「英会話一言メモ」というブログにしよう!との提案が出て、「普段使えるかな」「案外知らないな」という単語を更新ケセラセラでアップしておりますが、先日新たなアイデアをピッチしてみました。

あのー・・・お料理一口メモとかも・・・挟んだりしたらどうでしょう・・・?

ACCEPTED!

やったー!やったー!

そこで、シカゴでマスターしたお料理のミニレシピなども、今後どんどんご紹介していきますねー!!!