Thursday, February 16, 2012

海と山の話。

大阪に引っ越す前に「餞の言葉」として頂いたのが「海と山の話」。

「ヒロコさん、この話、覚えておいた方が良いですよ」。

・・・と、教えてくださったのは書道家・武田双雲さんです。最近、時々この話を思い出すので、ここでもご紹介します。伺ったのは、こんな感じの内容です:


2人が旅行を計画するとする。
1人は海へ、1人は山へ行きたいと考えているとき、

2人で海へ行った場合も、2人で山へ行った場合も
一方は:「自分が意思を押し通した」
もう一方は:「自分は完全に譲歩した」
と考えるので、
海だろうが山だろうが、
結果しっくりこずに旅を終えることになる。

2人が楽しめる旅にするには、どうするべきか。

双雲さんは、
「そういう時は、その理由を聞かなきゃダメなんです」
と熱く語ってくださいました。

どうして海なのか。
その答えには「水に触りたいから」「水辺で癒されたいから」「波の音が聞きたいから」など、その人なりの理由があるでしょう。

どうして山なのか。
この答えにも「高い場所から景色を見下ろしたい」「緑に囲まれたい」「土を踏みしめたい」など、色々と考えられます。

その「なぜ」が分かれば、お互いが少しずつ譲り合って「第3の答え」を出す事ができる、というのが"双雲論"です。その第3の答えは「丘の上の湖」かもしれないし「海が見下ろせる高台」かもしれません。「店内に滝が流れる野菜レストラン」で落ち着くかもしれません。

その「なぜ」が分かる事で、選択肢は「海と山」の2択から無限に広がります。お互いが少しずつ譲り合い、少しずつ自分の意見を取り入れられる場所を探す事ができます。「その結果行き先が海でも山でもなくなったのに、旅は2人にとって同じぐらい楽しいものになるんですよ」、と教えて頂きました。

もちろん「旅の教え」ではなくって、複数で意見を交換するときに大切なのは「第3の答え」である、ということですよね。

とても素敵なお話でした。

最近、この話を頻繁に思い出すので、このブログでもご紹介しました。

なぜ頻繁に思い出すかは、長くなるので、またいつかブログにてお話しますね。

Thursday, February 09, 2012

Monthly resolution - Upgrade myself

2月も随分と過ぎてしまいました。

今月の目標は「自分のバージョンアップ」で、先月と変わりません。ただ、どちらかと言うと「現状維持」をモットーにしていた昨年に比べ、自分の抱えている「いろいろなこと」の処理速度を少しアップしてみようかな・・・と考え始めた点では、1歩前進しているのかなっと感じています。すぐにグンと色々な効率が上がる訳ではないので、「ゆるやか〜」に^^。恐らく来月も、似たような目標になるんだと思います(笑)。

写真は、思わず声を上げてしまうほど、笑顔にさせてくれた一皿。時々新聞時代の先輩と英語勉強会をしているのですが、その時に出掛けた ig cafeにて。