Monday, October 29, 2007

It's a Pumpkin Day!

「ドント・ウォーリー・アバウト・パンプキン。ジャスト・カム・ヒアー」

という携帯メールが入っており、ワインとチップス&サルサを持ってうちから10分のジェシカの家へゴー。今日は友達とハロウィンの定番、「ジャック・オー・ランタン」を作る事になっていました。人数分のカボチャは揃っているので、わざわざ持ってこなくて大丈夫だよ、それより、早く来なさいというお達しでした。

2、3人で作るんだろう、とタカをくくっていたら、あらまぁ。総勢20人程が入れ替わり立ち替わり、飲んで踊って、カボチャを削っていました。


カボチャと言っても食べる部分のあんまりない、オレンジのパンプキン。中が空洞なのでロウソクを入れて灯をともすのにちょうどいいんです。人生2度目のパンプキン・カービングに悪戦苦闘してきました。





最初にてっぺんを削って種を奇麗に取り出します。その後表面に下書きして、小さいナイフで削りますが、

たぁーのしぃーーー!!!

取り出したカボチャの種はスパイスとオリーブオイルをかけてオーブンで焼けばおつまみに。




しかし、慣れてる人は違います。私は精一杯頭をひねって「ウインクペコちゃん」でしたが、さすが子供の頃から削り慣れてるだけあって、芸がこまかい。トーテムポールみたいなのもあるし、ひげを生やしているものもあります。私のランタンは写真下の右側。なんだか子供だましで終ってしまい、やや悔いの残るカボチャになりました(苦笑)。



気に入ったのはこれ↓。タイトルは「天を仰ぐパンプキン」だそうで、さっきまで酔いどれていた友人がものの3分で削り上げたもの。




1人ずつ自分のパンプキンと一緒に記念撮影もしたりして、楽しいハロウィンになりました。

Sunday, October 28, 2007

煮出しミルクティー、チャイ

インターン時代の記者さん達とお茶。

アメリカ人ミックとインド人ルパのカップルは、2人とも普段から表現が独特です。どうしても忘れられないのは、ミックが新人インターンさんに私を紹介した時。奥のキュービクルで締め切りに泣いていた最中に「Hey guys, this Japanese girl is now having the third life. (ヘイみんな、彼女は3度生き直した日本人だ)」。日本でラジオDJをしてシカゴで大学院を終え、今目の下にクマを作っているという状況の私を指差して、更に言いました。「3度目の人生はどうも選択ミスがあったようだけど」

ルパも「あの紹介は笑えたわ」とからかっていましたが、彼女も現在”第2の”と呼べるキャリアを進んでいます。ペンからテレビへ移行し、先日始めてカメラマンと一緒に取材に行った彼女は「ノートより重かった」と笑っていました。

そんなルパから昔、チャイの簡単なレシピを教わっていました。

(レシピ)
サイズ中の鍋に水を入れ、ショウガ(ひとかけをつぶします)、クローブ(ひとつまみ)、シナモン(1本)、黒砂糖(お好みで)とティーバッグ1つを入れて煮込み、お茶が濃く出たらミルクで割る。以上。

この時のポイントは「安い紅茶を使う事」。最初ルパから聞いた時は気に留めませんでしたが、後にチャイが「良いお茶をイギリスに輸出してしまうインドで、安いお茶を少しでも美味しく飲むために作られた」と聞き、複雑な気持ちになりました。ルパはこちらで生まれ育ったのではなく、インドから渡って来た人です。そんな彼女に「インドのチャイが好きなんだー。レシピを教えてー!」と気軽に聞いてしまったことも、以来ひっかかっていました。

「んまぁ、美味しいものは美味しいから」とケロッと流してくれました。日本でもクローブとシナモンは手に入りますし、今後もどこにいてもチャイを飲むとルパを思い出す事になりそうです。

Thursday, October 04, 2007

コンブチャジャナイジャン

タイトルは早口言葉、3回繰り返せますか・・・

・・・というのは冗談。

ちょっと前の話ですがアリゾナにて。「昆布茶じゃないじゃん!」と思わず突っ込みたくなる”コンブチャ”を見つけました。以下写真です。瓶が暗くてラベルが見えにくくてスミマセン。アリゾナの山をバックに1枚。



KOMBUCHA

って、書いてあるー。

書いてあるー。

書いてあるー。

スーパーで目にして思わず買いました。私が購入したものは「KOMBUCHAストレート」。しかし同じ棚には「シトラス」「レモン」「ジンジャー」などのフレーバーも並んでいました(スーパーでも写真撮れば良かったな・・・)。もうそれだけで、

昆布茶じゃないじゃん!

開けました。「プシュ!シュワッ!」軽く泡が立ちました。

昆布茶じゃないじゃん!

飲みました。・・・すっぱ!ええと味は、・・・リンゴ酢みたい。

昆布茶じゃないじゃん!

なのに堂々とKOMBUCHAと。そして「ガンなどの予防に効果あり」とも記されていました。昆布茶にガン予防の効果ってあったのかな・・・。その前にこの味・・・昆布はどこにいる?まじまじと瓶を見つめ、まじまじとKOMBUCHAの文字を読み、美味しくないのが分かっているのに、恐る恐る口にしては「・・・すっぱ!」の繰り返し。なんなんだー。

こ、こりゃぁ、いくらアメリカだからって、程がある。

と検索してみました(ヒマでスミマセン)。すると、KOMBUCHAは昆布茶とは別だという事実を発見。その昔日本で流行ったという「紅茶キノコ」がどういう経緯か米国に渡り、それを最初に販売した人がどういう訳か「昆布茶」と勘違い。恐らく発売してしまってから「昆布茶じゃないじゃん!」と誰かに言われたのでしょう。商標登録しKOMBUCHAの右上にはコピーライツを意味する「丸C」も加えられています。私が購入したKOMBUCHAのサイトは以下の通り。

http://gtskombucha.com/

「ハイ私達はジャパンの昆布茶を知っています。でも、この飲み物はKOMBUCHAっていう別の飲み物なんです」と言っているということは、なんだろう、例えて言えば、フルーツパンチ味(仮)の炭酸飲料を「コーラ!」と銘打って販売しているようなものでしょうか(例えがちょっと微妙)。でも、

昆布茶じゃないじゃん!

なんだかなー。紅茶キノコなら、なんで「ティー・マッシュルーム」とかにしないんだー。どこをどうやって間違えば昆布茶なんだー。

でも、「がん予防」の売りにつられて、

飲みきっちゃいました。

Wednesday, October 03, 2007

バジル・ペースト

10月になりました。

シカゴのルームメートから「いつ戻ってくんの?」とメールが来ました。9月中旬に家を出たっきり音沙汰がなければ、他人からも心配されます。「家賃(の小切手)は冷蔵庫に貼ってあるよー」と念を押すべく電話をすると、彼女の用件はちと違っていました。

「バジルがシーズン終るんだけど」

夏にファーマーズ・マーケットで買ったバジルを水栽培して鉢植えで増やしていたのでした。1年草ですから、一旦寒くなると成長が止まります。そろそろ水をやっても葉っぱが増えることもなくなった、どうするべきだ?との連絡。水栽培で根っこを伸ばしたバジルを鉢に移す際に「夏が終わったらこれで一緒にペストー(英語は「ペストー」と発音)作ろうねー」と言っていたなぁ、と、私の帰りを律儀に待っているルーミーに感謝しつつ、「帰れなくてごめん。気にせずペストーを作ってね」と伝えると、

「帰れないのは知ってる。ただ、作り方が分からない」

ちぇ。なんだい。

前置きが長くなりましたが、それで電話で伝えた一文コメントが、バジル・ペーストのレシピです。

「パイン・シードとガーリックとオリーブオイルと塩こしょうとバジルを全部、フードプロセッサーでガーってすればいいよ」。

詳細は以下の通りです。

バジル・ペースト
材料:
バジル(葉っぱのみ)ボウル(中)にふわっと1杯
ニンニク1かけ
松の実1/2カップ
オリーブオイル2/3カップ(松の実より若干少なめ)
塩コショウぱらり

作り方:
全てをフードプロセッサーに入れてスイッチオン。

パルメザン・チーズを一緒に入れるのもありですが、チーズを入れると冷凍保存ができません。また、バジルの変わりにオリーブ(黒オリーブがおすすめ:イタリア人家族証言より)でペーストを作ってもおいしいです。

植木鉢の葉っぱが成長する姿を見るのがたまに帰る自宅での楽しみでしたが、今年は夏の間も、ほとんどバジルの生長が見られなかったなぁ。てか、全然食べれなかったなぁ・・・

”律儀な”ルーミーは、少しは冷凍保存してくれるかなぁ・・・