Tuesday, January 31, 2006

オフ終了。

振り返るとあっという間でしたが、結構遊びました。

週2でテニス教室に通い、パンを焼く間に編み物をし、罪悪感がたまると仕事。そんな冬休みも1月の終わりと同時に幕を閉じます。明日からは1週間程マリナーズ城島選手の取材の為アリゾナ。これを皮切りに4月までほとんどシカゴに戻れません。「いよいよかぁ」と気合の腕まくりをする気分でもあり、同時に編み棒を見てしゅぅーんとする気分でもあり、複雑です。

昨日は最後のあがきでチョコナッツ入り抹茶パンとレーズンナッツ入り赤ワインパンを大量に焼きました。小さいロールのほとんどは冷凍し、ジップロック1袋分をアリゾナに持っていこうと思っています。

そんなアリゾナとはどの辺だ?と地図を見ると、大雑把に説明してシカゴの対角線下。

「案外、遠いな・・・」とボヤくとルーミー達からブーイングが来ました。シカゴから避寒する訳ですから、無理もない。城島選手の自主トレを見るのも、記者の方々との再会も楽しみではあります。しかし、スーツケースの山を見ながら「やっぱ、おうちが一番」とオズの魔法使いのドロシーのような気分になるのは本当。

あしたからかぁ・・・。が、がんばるぞぉーーーー・・・。

Sunday, January 29, 2006

なんちゅうか、腑に落ちんこと

アメリカ生活した人なら何度も経験済みだと思いますが。

いわゆるアメリカンレストランで同席した人間がアジアン・サラダとか野菜炒めとか頼むと、なーんか腑に落ちないのです。また、グループで食事に誘われた時に別の人が「じゃぁタイ料理にしよう orスシ?」と提案すると、やーっぱり腑に落ちない。嫌いじゃないし、いいんだけど、「うむぅー・・・」と無言になります。

確かに私もターバンを巻いた人とすれ違うと「今夜はカレーにしよう」と考えるので、気持ちは分かる。し、きっとイタリア人は周囲の人に「パスタ食べに行こう!」と言われるのだろうし、南米人は「メキシカン」と一緒くたにされるのでしょう。

なんでまたこんな事を考えたかというと、昨夜友人とドライブスルーでチキンナゲットを購入した際、ウインドウで目が合った店員さんに「ソースは、あ、スイート&サワー?」と言われたから(笑)。運転席の友人はそこで「いや、バーベキュー」とすかさず訂正しました。

なお、スイート&サワーは大抵春巻とかと一緒に出てくるソース。バーベキューは一方、ソウルフードとかに割とついてくる・・・というのがステレオタイプです。お店のひとは私=アジア人を見て「スイート&サワーのソースに違いない」と思った訳です。そこで友人は、意表をつき黒人好みのソースを選んだという訳です。

しかし、チキンナゲットを食べる友人は白人。紙袋を受け取って「ホントはマスタードの気分だったけど」と笑ってました。外国人だけではないらしい、この「うむぅー・・・」。しかし、ここで”抵抗”することが、アメリカっぽいというか、なんというか。

Thursday, January 26, 2006

もうどうにも


止まらないので、リンダでなくても困ります。
(なぜか日本歌謡曲を恋しがる最近。なんだろう、このテンション・・・)。

なにがって、編み物。「外は雪、家にはカウチ、毛糸は可愛い」の好条件の下、どこまで編めば気が済むのか。

なにも悪いことではありません。が、1)編む、2)ニナ(毛糸屋)に見せに行く、3)毛糸を買う、4)編む・・・の繰り返しで時間が過ぎ、明らかに「今やっておけば後で楽な作業」から遠ざかっています。机のパソコンを見ると良心の呵責に苛まれますが、

・・・まいっかー。あははーだ。

開き直りました。

来月結婚する知人へのプレゼントとしてストールを編みました。パーティに出席する予定でしたが、どうもタッチの差で日本にいられない模様。残念です。

Saturday, January 21, 2006

雨が夜更け過ぎに


雪になってたー。

午後4時ぐらいからユナイテッドセンターにこもり、次に外に出たのは午後11時すぎ。真っ白になってて面食らいました。帰り際、雪積もるマイケル・ジョーダン像を撮ろうかとも考えたのですが、大抵風邪をひくのはこういう日にはしゃぐからで、「守りに入る」べく速攻帰宅しました。はい、根性なしと呼んでください。でも、うちの中から撮影してみました。東京も「雪が降ってシカゴみたい」とのこと。こんな感じでしょうか。

なお、この日のブルズは2度目のオーバータイムで接戦の末1点差で粘り負けでした。

そんな寒い天気の中、今日は1日、外に出っぱなしでした。

午前中はホワイトソックスのオジー・ギーエン監督が米国籍を手に入れシカゴ移民局で会見。この日は本人の42歳の誕生日だったので、「オジー、ハピバスデー」と声をかけると「ママシータ(オジーは何度言っても名前で呼んでくれない)!」とハグしてくれました。「(米国籍取得の口頭)テストで『シカゴの市長は誰?』と聞かれて『オジー・ギーエン』と答えたら不正解にされた」と、冬でもオジーっぷりを炸裂。「午前中だけでメールが2000件も来てるぞ、オーマイガー」と、携帯を見て目をシロクロさせてました。どんな天気でもオジーの周りは熱いです。

オジーとブルズの合間に帰宅する余裕がなく、移民局を出てとりあえずランチに入ったダイナーで記者にばったり。「またキャンプでねー」と別れたはずなのに、すぐユナイテッドセンターで会ったりして、

「忙しいねぇ」。

お互い苦笑いでねぎらい合いました。

Wednesday, January 18, 2006

超大作。


エイドリアーン!

と叫ぶのは、何もボクサーだけではない。私にとって、この達成感はロッキー以上です。

11月半ばに買った毛糸は、1本に色んなカラーが混ざった編み物ファン泣かせの1玉。シカゴに帰り即、飛びついて編んだはいいのですが、中途半端に毛糸が終わり「マフラーに短しスカーフに長し」でしばし保留状態。同じ毛糸を買い足すか、フリンジ(フサフサ)をつけるか迷っていたのですが、どちらも「なんちゅーか、こう、ひねりが足りん」と気が乗らずにいたところ、ふと自宅に茶色い毛糸があり余っているのを発見。日本から編み棒一式を送った際、一緒に入れたのを思い出しました。

むむ、色的には合うんじゃないか?との仮定に基づき「では裾に"お花"っぽいフリルをつけるとどうなるか?」と、半ば実験状態で開始。タンスからニットレースのカーディガンを出して見よう見まねでトライし、何度かの"試作"を経てついにそれっぽく裾にくっつける事ができました。

とりあえずプロの声が聞きたくて、”行きつけ”の毛糸屋”NINA (http://www.ninachicago.com/)”に持って行くと「良い試み」と褒められました。うちから歩いて1分の場所にあるだけに、この冬小遣いの大半を毛糸に費やし、そのおかげでオーナーのニナとはすっかり馴染みになりました。さすが"業界人"なだけあり、ニナに教えてもらう編み方や色はしばらくすると必ずファッション誌に載るんです。いい人が近所に店を出してくれたものだ、と、感謝せずにいられません。

私のマフラーはトレンドの波に乗ってないかもしれないけど、とても気に入ってます。これでこの冬既にマフラー2本目、帽子を含めて3作目。さすがにマフラーも飽きたので、次はタンクトップでも編もうと思います。

Sunday, January 15, 2006

ザンブラノ続き。

ブルズがホームでペイサーズと対戦。ハーフタイムに廊下でカブスのカルロス・ザンブラノに出くわし、

“Hey you, again!”

挨拶がかぶりました。

握手をして、しばし雑談。「ファンなんだぞ」と、胸を張って携帯画面の赤い雄牛(ブルズのマスコット)を見せてくれました。ちゃんと赤いセーターだし。やるな・・・いや、単にカブスカラーだったのかな。

ブルズはと言うと、そんなザンブラノも立ち上がる接戦でした。

2点ビハインドの第4Q残り18.7秒でペイサーズがファウル。フリースローで同点に追いつくも3.9秒で再び得点を許しふりだし・・・という(少なくとも私は)息をのむ展開でした。ブルズボールとなった残り2秒でブルズがタイムアウトを取り、呼吸を整えて攻撃再開したベン・ゴードンが猛突進してレイアップ!・・・と同時にタイムアップ。会場は一斉に"Come on!!"と両手を上げ、判定中「(シュートは)決まった!」コールを繰り返しました。

リプレイ確認後、判定は”After”(シューティング・クロック0秒の時点でボールが手から離れていなかったため)。同点シュートとはならず無念の敗北を喫したのでした。

前半残り6分46秒でペイサーズの得点王ジャーメイン・オニールが左かかとを痛め退場。そんな”幸運”にも恵まれリードを守っていたのに後半はファウルが目立ち、スカイルズ・ヘッドコーチは「選手らは試合中に眠っていたみたいだ」とため息。今、最下位だしね。

帰り際に再びザンブラノ発見。Hola! どの選手と友達なの?

「イヤ、特に」。

で、“出待ち”ですか?

「だから、ファンなんだってば」

そーんなことないっしょー。と思ったけど、地元プレスの襲撃を避け「また3月にな」と言い残し避難しちゃった。おしゃべりの続きは3月の再会までお預けです。

Saturday, January 14, 2006

A one, a two, a three...

こう始まると次は♪テークミー・アウト・トゥー・ザ・ボールゲーム♪と歌わねばシカゴ人じゃない。

いや、Cubbies (=カブスファン)じゃない、と言うべきでした。

かつてのカブス名物TVアナウンサー、故ハリー・ケリー氏が「7th Inning Stretch」で必ずこう歌い始めていたのでした。(「せーの!」と勢いをつけたいと、英語でも「あ、」って言っちゃうんですね)。本拠地リグレーの放送席から落ちんばかりに身を乗り出す姿は今でもTVでよく見かけます。トレードマークの「でかメガネ」も健在。「白地にメガネと鼻と口」という旗でもCubbiesなら「ハリー・ケリーだ!」と一発です。球場前には選手ではなくマイクを突き出すこの人の銅像があるぐらい。なにものやねん。いや、凄い人なのでしょう。

さっき、この出だしであの歌を聞いてきたばかりです。カブスファンの集い=カブス・コンベンション。

んもう「偉いこっちゃ!」の人数。総勢15,000人がみぞれ降るシカゴに大集合。さすが"シカゴの阪神"と呼ばれるだけあります。各国王族の催し物も開かれる格式高いヒルトン・シカゴは本日、赤と青のユニフォーム姿のCubbiesに乗っ取られました。

メディア会場には、ジム・ヘンドリーGM、ダスティ・ベーカー監督を始め、マーク・プライアー、カルロス・ザンブラノ、デレク・リーら"カブスの顔"からスコット・アイ、フアン・ピエールら期待の新加入選手らが登場。会見もあれば、そこら辺で雑談もしてくれました。握手ばっかりしてた気がする。

ザンブラノとのおしゃべりが過ぎ、つい「去年しんどかったでしょ?」と聞いちゃった。「なぁー。残念だったけどね」と笑って答えてくれてよかった。だって、昨季のカブスは残念ながら「最悪」でしたから。

ノーマー・ガルシアパーラの股関節痛による戦線離脱に始まり、ケリー・ウッドもプライアーもトッド・ウォーカーも、まさに”He gone"。レギュラーの相次ぐDL入りに、球団はシーズン通じて合計11投手を先発で起用したほどです。(なお、ザンブラノはそんな中で33試合に登板。数少ない健康体でシーズンを終えた上に3月には母国ベネズエラ代表としてWBCにも出場予定です)。不運もあったけど、地元記者らは「トレーニング法が悪い」で全会一致。三冠王にもう一息だったリーの活躍も、通算3000奪三振というグレグ・マダックスの偉業もCubbiesじゃなければ「・・・あったっけ?」扱いで、気の毒でした。

なのに、05年で19年連続シーズンチケット総売り切れとはこれ如何に。この日のチケットも即完だったと言うし・・・。歌声の大きさにはホント圧倒されました。恐るべし、Cubbies.

Friday, January 13, 2006

Hot and Fresh


コンビニの入り口で「Hot&Fresh」と書かれたサインを見かけ、しばし「うぅーむ」と考えました。

単語の並びは逆でも多分「できたてアツアツ」がぴったりだと思うのですが、アメリカ生活5年目、頭で理解しても未だにこの言葉に馴染めません。

くせ者が、このFreshです。

日本語としての「フレッシュ」は「新鮮」というイメージが強く、まず思い浮かべる単語は、野菜や果物。頑張って連想ゲームを続けても、新入生、若葉、ビタミンC(苦しい)。一方「できたて」。この言葉は「そう言うからにはまず火を通さねばならぬ」と続く訳で、この2つが感覚的に私の中で一致しないのです。

最も違和感あるのが:Fresh from oven

ベーカリーとかピザ屋とかスーパーの出来合いローストチキンコーナーで良く見かけます。「今、窯から出ました!」という意味ですから、本来ならば反射的に「うーん、おいしそう」と想像して正常。んが、スーパーで買い物カートを押す私の思考回路は:

「ピチピチと見せかけて本当はこんがりなチキン・・・」

一瞬フリーズします

コンビニ入り口の“Hot & Fresh”が「できたてアツアツ」ならば、その次に連想したいのは、肉まんやおでん。がしかし、これもシカゴにおいては叶わぬ夢であり「あ、厚揚げ豆腐、食べたい・・・」と寒空を見上げる瞬間に、日本人としてのアイデンティティなぞ、感じる次第です。

Tuesday, January 10, 2006

Good to see you again!


ユナイテッド・センターへ行ってきました。

かつてマイケル・ジョーダンが在籍していたシカゴ・ブルズの本拠地のことです。なにせ初NBAなもので、スタジアムに入るのに必要以上に緊張しました。バスケは現在勉強中。おそるおそる会場へ入ると、

Hey Hiro, it's you again!

と、あちらこちらから声がかかるではないですか。よくよく見ると夏にUSセルラー・フィールドで顔を合わせていた記者ばかり。一気に緊張が解けました。ぐるぐる見回していると、スタジアムカメラマンも、MCも、アナウンサーも見れば見る程馴染みの顔ぶれ。セキュリティのおじさんなんて「ハローマダム。ここは野球の取材をするところではありませんよ」と声をかけてきてくれました。試合前にハグしっぱなしでした。

最近もっぱら自宅でパソコンに唸ってばかりだったので、久々人に会えました。いいことです。それに、唸りながら記憶しようとしていたバスケのあれこれが試合を見て一気に頭に入った・・・気がします。これまた、いいことでした。収穫収穫。

Monday, January 09, 2006

Go-Trad

ルームメートの1人はバンドマンです。

彼らのバンド名がこれです。先ほどウンウンとパソコンの前で苦しんでいる最中にギターを抱えて帰宅しました。週末はレコーディングだと聞いていたのですが、鼻歌を歌いながら自分の部屋に戻って行ったところを見ると、どうも楽しかった様子。早速彼の部屋からパンクロックが聞こえてきました。唸っていた私もちょうど峠を越えたところだったので、「ヘイ、音をあげてくれい」とリクエスト。一緒に視聴しました。

アマチュアにしてはかなり良かった。なんて、また偉そうですが。音のバランスとか、息の合い具合などから「長年バンド組んでるぜ」というのが伝わってきたという事です。演奏後に「このバージョンはゴミ箱にセーブしようぜ」などと入っているところが、また楽しい。「趣味録だから結構適当」と言い訳していたけど、実力はなかなか。「私のiTuneにも入れたいのでCDに焼いてくれい」と言うと、素直に喜んでいました。

気分転換もできスッキリした頃に、実家に帰っている美人ルームメートから電話。「ハイハニー、元気?」

週末はみんなアパートを留守にしており、仕事が捗る一方で寂しかったりもしてたんだけど、この家族のようなタイミングに「ホーム」を感じずにはいられません。

Monday, January 02, 2006

Darn!

・・・携帯なくした・・・。

年明け早々痛恨の失態。きっと帰りに乗ったタクシーの中だな。家からかけても誰も出ないし。イタがっても仕方ないので、午前中からダウンタウンへ。06年初買いが携帯だなんて、んもーーー。Darn, darn, darn、です。

あ、"Darn"とは"Damn"の軽い言い方。「んもー/ちきしょー」みたいな意味ですが、そのまま言うとガラが悪い人になるので気をつけています。ほかにも"S(ピー)T"は”Shoot”(=「っち/しまった!」)、"F(ピー)K"は”Heck”(=「なんやねん/ったくよー」)と言い換えられます。ちなみに(ピー)は英語で"bleep"。昨年、ホワイトソックスの記事に頻繁に登場しました。オジーが何かにつけて"F!!K"と言ってしまうからです。

私だけかもしれませんが、外国語として英語を喋っていると、意味は分かっていても、自分の発する単語がダイレクトに響かないため、どんな言葉も簡単に言ってしまいがちです。日本語だと「どあたまかちわっ・・・」なんて恐ろしくて口にできない(誰も言わないか;)のに、カタカナとして「ファッ・・・」は言えそうで怖い。逆に「アイラブユ」ならすぐ出るが「あいしてる」は難しい、とか。そういう時に「外国語を喋ってるんだな」と感じます。

さておき新機種購入。それは嬉しい。ただデータは取り戻せず、darn。大抵の番号は控えてあり”軽傷”で済みましたが、ただこれが日本の携帯だったら・・・。

今記したばかりの説明を全部覆し、オジー以上のBleepが必要だったかもしれません。怖い怖い。

Sunday, January 01, 2006

ぶどうぱん


パン焼いた!しかも成功!!いえーい、いえーい。

パンはなぜかプロ的イメージがあり敷居が高かったのですが、簡単なレシピを見つけており「大晦日ぐらいは」と、仕事をほったらかして朝から粉まみれになってました。「パンを作る」というモチベーションで早起きするとは、なんと平和か。

「生地を寝かす」という過程が2度あるので、時間がかかります。待ち時間はソワソワし、膨らんだ生地を見ては「ヒャッホウ!」と奇声をあげる興奮ぶり。自分でも手が付けられません。今晩はカウントダウンのパーティに出かけるので、一緒に行くルームメートや友達らが既に遊びにきており、みんなに「リラーックス」となだめられました。

結果大!成功。さっきまで手伝いもしなかったやつらがが匂いにつられて台所に一斉集合です。オーブンに一斉に注がれる視線の強い事。「ここで私が『きゃぁ!』と床にひっくり返したら、こいつらのがっかりぶりはどの程度か・・・」とヘンな事を考えつつも、無事に試食。

「んーーーーー・・・」

カウントダウン前に腹ごしらえです。