Wednesday, January 25, 2012

Unneglectable artist.

きっと心境がリンクするのでしょう。「単身渡米」とか、そういう単語に良く目がいきます(笑)。そしてこのキーワードがきっかけで、以前からその名前を見ると気になっていたのが、前衛芸術家・草間彌生さんでした。これまでは恥ずかしながら「水玉のカボチャで有名な、とてもスゴい人」というポカーンとした知識しか無かったのですが、昨日、大阪で開催中の個展を見て、ドカーンと爆風をあびたような衝撃を受けました。





美術館では大抵、音声ガイドを借ります。同展の音声ガイドには、ところどころに草間彌生さんのインタビュー音声が入っていて、その声の"芯の濃さ"に圧倒されました。

現在82歳。死を身近に意識しながら、その上で「戦う」という言葉を沢山使っていました。描きたい物はどんどん溢れて来るのだ、と。絵の具が乾くまで待つ時間も勿体ない、と。まだ戦うわよ、と。その声からは「自分の中でもう決めてしまっていること」はとりあえず明確なので、自分はただそれに向かって生きており、時間がいくらあっても足りないのだ、と繰り返し語っているようで・・・ただただ、感服です。





その脳内とかが覗けたら、んもう「とりとめの無い色んなもの!」がほとばしって、溢れているんでしょうね。米国で生活をしていた1960年代を「1960年代!」と表現していたのも印象的でした。若かった当時は今以上に「!!!」だったのだろうな、だとすると、その時の脳内なんて、きっと怒濤・・・などと考えたりしつつ、草間芸術に触れて・・・イヤ"撃たれて"きました(笑)。

展示映像内での「ピカソもウォーホールも出し抜いて1番になりたいのよ」と言うコメントが、しごく自然な語り口で印象に残ったので、帰宅後に"Yayoi Kusama", "Andy Warhol", "Interview"で検索したインタビュー記事を読み、Yayoi Kusama をneglected artistと形容していたり、アンディ・ウォーホールに対する心境なども知りましたが・・・

She won't be, or cannot be neglected.







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