Wednesday, January 24, 2007

スモ・デ・ナランハ、その2

ジュースを意味する「スモ」という単語を使う場合は絞り立て100パーセントの場合のみだとか。

さて今日の試合前、カロリーナのリベラ監督がリンゴのような果物を食べてました。が、よく見るとリンゴのように皮を剥かれたオレンジ。

・ ・・な、なに食べてんですか?

「これがおいしいんだよ」。

皮が厚いオレンジだからできる技。黄色い皮をクルクルとナイフでむき、上部を切って“飲み口”を作ります。丸いコップのようになったオレンジを揉んで揉んで、飲む。みかん王国で育ったはずの私も「ザ・スモ・デ・ナランハ」は見た事ありませんでした。

「心配しないでも、君にもあげよう」。

いや、ええと、それは恐縮です。

「もう皮を剥いちゃったんだ。ほれ」。

ダグアウトの上には袋一杯のオレンジを持ったオジサンが座っており、皮を剥いていました。目の前で打撃練習が行われているというのにダグアウトでオレンジを絞る自分。こここ、この瞬間、だけは、自分が記者とは思えない、思ってはならない・・・

親切にして頂いて、本当にありがとうございます。

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