Wednesday, June 28, 2006

Oh, come on

「ちょーーっとぉーー」とか「もー、かんべんしてよー」と言いたいときに使う、Come on。口調は悲壮感漂う感じで、両手なんてあげてみると、ますます雰囲気でます(笑)。

今日はリグレー球場で9回表に何度この言葉を吐いたことでしょう。私の日本語はさしずめ「まぁーじぃーでぇぇぇ???」です。

カブス。同点で迎えた8回にせっかく逆転したのに、9回表にブルワーズに4点も取られ借金20です。これで本拠地9連敗。94年に12連敗を喫して以来の屈辱だそうで。まじでぇ?

会見に向かいながら「原稿を書き換えやがって」とプリプリしてる記者も。会見場で監督を待つ間には「お前、最初の段落何度書き直したよ?」とのやりとりも。しかしながら、それらの怒りは03年以来カブス番記者の間に語り継がれている”教訓”を無視しているため、本人のミスでもあります。その偉大なる教えとは:

「たとえ9回裏2死無走者で打者を迎えても、原稿を書き始めてはならない」。

03年とはカブスがナ・リーグ優勝決定戦まで進んだ年です。フロリダ・マーリンズとの7戦を3勝2敗で迎えた第6戦。場所は本拠地、ピッチャーはエース・プライアー。順調に得点を稼ぎ3−0で迎えた8回表には誰もが「ワールドシリーズ・アット・リグレー球場」、「ついにヤギの呪いを解く!」みたいな言葉をパソコン画面に叩いて震えていたそうです。

が、そこで、マーリンズのルイス・カスティーヨが放ったレフト方向への打球をカブスファンが身を乗り出してキャッチ!!駆け寄ったレフトのモイゼス・アルーが取っていれば2アウト目だったこの瞬間がファウルになり、そこから流れがマーリンズに傾きました。怒濤の大逆転で8点を入れられ、無念の敗退・・・。以来、この教訓ができたそうで。納得です。

こういう日に帰宅すると、きまってカブスファンであるルームメートが不機嫌です。彼は私がホワイトソックスをメインに取材している事を(もちろんですが)知っています。彼に取って私はこういう日に顔を合わすのが辛い人間のようで、「へろー、わっつあっぷ?」と声をかけたら、無言で自室に入ってしまいました。

わたし、かんけいなくない・・・?

と、別の「Come on」をつぶやきつつ、私も自室に向かうのです。

我が家の人間関係の為にも是非1勝ぐらいして頂きたい。頼む、カブス。

No comments: