Thursday, June 22, 2006

バーリー&ポーリー

昨年の世界一チームのホワイトソックスは、2年連続100勝以上を挙げるカージナルスを本拠地に迎えて対戦中。今日は3連戦の2日目です。

ホ軍先発・バーリーはセントルイスのあるミズーリ州(セント・チャールズ)出身で子供の頃からカージナルスファン。オフに地元で激励会など開こうものなら、必ず「カージナルスに入団したいです」と冗談(fans hope so,)を飛ばし、ホ軍GMの眉間にしわを加えます。去年のワールドシリーズ第3戦では、ブルペンが空っぽになった延長14回に登板し、先発投手ながらセーブを挙げた文句なしのエース。両軍の対戦は01年以来で、バーリーにとっては初対戦。試合後、ギーエン監督の「アイツ,今日は泣いてたぞ」の冗談を受け「ちょっとね」だそうです。

ところで、テキサスでヘアストンに頼まれた伝言を、シンシナティでハロルド・ベインズ一塁コーチに伝えてました。すると「ジェリーの親父とオレは一緒にプレーしていたからだろう」という返事が。だから物まねが上手だったのかな。印象的だったので、現役時代のビデオを見る機会はないだろうか、と聞くと「お蔵入りだ」と言われてしまいました。ベインズ氏はホワイトソックスのにぎやか監督と対照的に言葉数が少ない人です。でも、以来少し会話が長続きするようになりました。

そんな記録をっ!

4番打者でキャプテンのポール・コナーコが今日、そのベインズが持つ通算221本塁打の記録に並びました。初回無死二、三塁からパカーンと左翼フェンスの向こうまで400フィート(約122メートル)。一塁でベインズも見守ってました。

「記録なんて破られる為にあるんだ。ポーリー(コナーコ)がどんな形で破ってもいいが、その時は勝つ試合であってほしい」。かつての大砲はつい先日そう話してました。クラブハウスで見かけたので「あのー・・・」と言いかけると:

"Nothing. "

こちらの質問より先に答えが。続けて「試合に勝っただろう。それが全て」。はい、そうですよね。ちょっと、どんな気分だったか、聞いてみたかったんです。

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