Saturday, November 19, 2005

ボジョレー解禁日


昨日がそうでした。

それを口実に昨晩は友人と4人で極寒のシカゴへ。・・・って、うちから3ブロック先ぐらいなものなんですけど。しかも車でドアの前まで行ったにもかかわらず、お店に入るまでに凍えてしまいそうでした。

それでもバーは写真展が催されていた事もあり、非常ににぎわっていました。木のプラットホームだったり、シカゴリバー沿いの橋だったり、シカゴダウンタウンのショットは全部馴染みがあるものでしたが、改めて白黒の写真で見るとかっこいいです。シカゴが益々好きになりました。飲んだワインはボジョレー・”ヌーボー”ではなく、ボジョレー・なんとか・・・(うぅー、思い出せません。ク、クレールとかクベールとか・・・)ええと・・・おいしかったです(笑)。

オリーブとアーティチョークの乗ったピザをつまみながら、近況を話していると、ふと1人が「娘の小学校を選ぶので忙しい」とぽつり。同い年であるイタリア系アメリカ人の彼女にはまもなく5歳になる娘、セーラちゃんがいますが、レベルの高いパブリックスクールを探すか、安心な私立へ入れるかで、毎日各学校の概要を読んでは「ここは遠い、ここはマイノリティが少ない、ここは学力がイマイチ」などと頭を悩ませているそうです。

アメリカの公立学校は授業料が無料。ただ地域によっては学力レベルが低い(全国規定テストの合格率で見るそう)とか、校門に金属探知機があるなど"必要以上に安全に気を使う=つまり危ない"とかで、子供を安心して通わせる為に両親は一苦労。事前に学校訪問も行い熱心に調べています。一方私立には基本的に治安が悪い学校は無いようですが、大学までのマグネット・スクール(付属校)など日本のように子供に入学試験を課すなど、応募したからといって入学できるものでもないとか。*友人によると、両親が積極的に学校行事に関わりたいという意欲を見せるのも大事だとか。ふーん。

日本に馴染み位の無い言葉に「マイノリティ・パーセンテージ」というものがあります。いわゆる"白人"の子供に偏ってしまわないよう、学校側が既に白人以外の生徒の入学率を設定することで、現在のマイノリティ率の一般的な数字は65パーセント。入学案内には子供の人種(raceではなくethnicityを使います)のチェック欄があり、セーラちゃんの場合はパパが韓国系アメリカ人なことを"利用"し(笑)、「アジア系」の欄をチェックするそうです。「でもねー、書いてる親の名字がカプト(イタリアに良くある名字。友人は夫婦別姓を採っています)だからねー、アジアンじゃないじゃんって突っ込まれるよ」とワイン片手に笑っていました。

彼女も黒髪、黒い瞳なのでセーラちゃんは一見アジア人っぽい。でもイタリアンの血を引き継ぎ髪は巻き毛で、両親どちらにも似ていて可愛いです。日本人である私は同じアジア系の外見だからか良くなついてくれてます。私の"アメリカ歴"も5年だから、英語に触れている年数としても”同い年”だし、何かと共通点が多いです。

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