Saturday, May 06, 2006

美人道

私のルームメートは私と同じジャーナリストですが私と違い美人です。

どのくらい「凄い」かというと、アパートを出て10歩以内に「君こそ理想の女神だ!」と握手を求められる・・・なんてシチュエーションが、結構頻繁にあるぐらい(ホントです)。

美人から学ぶことは多いです。まず、強い。そして、背筋が伸びている。だから、絵になる。内面から出る自信のようなものは、私も見習いたい、と、常々思いますが、難しいです。そんな彼女に「アメリカ人女性の目指す美人像」を教えてもらいました。

「白人女性は髪の毛を金髪にしたがる」。

・・・あたりまえじゃん

一見そう思いますが、私は「全ての白人が金髪ではない。むしろ大人になっても地毛が金髪な人は意外に少ない」という事実を知りませんでした。日本人から見ると「白人=みんな金髪」みたいなイメージがありますが、大勢の女性が苦労して染め続けた歴史から出来上がったステレオタイプなのですね。子供の頃は髪の毛の色素が薄く大抵が金髪ですが、成長するに従い黒みを帯びてきます。だから「ナチュラリー・ブロンド(あたしは染める必要なんてないのよ!との心の叫びらしいです)」という言葉はプライドを持って発せられるのであり、それを文字った「リーガリー・ブロンド」というタイトルの映画(金髪のかわいい女の子が弁護士を目指すストーリー)も存在するのだそうです。

この”レクチャー”は、私が「メジャーリーガーの奥さんや彼女はみんながみんなブロンドなんだよねー」と言ったことから始まりました。男性ウケが良いとのこと。クラスメートでもペンではなくテレビアンカーを目指す友達は、そういえばみんなブロンドでした。華やかに見えるのでしょうか。人気の高さが伺えます。

流行のスタイルはあっても、日本人の黒髪はせいぜい茶色の明度を上げるかどうかぐらいのバリエーション。黒でも金でも自然に見えるなんていいなぁ・・・、と、美容院すらも選べないアメリカ暮らしの日本人は何でもかんでもうらやましく思ったりするのです。

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