Tuesday, May 11, 2010

でっかいパン〜ナショナルデパート〜

今日の「PUMP UP RADIO」のパンのコーナーでは、高円寺にあるインパクト大!なパン屋さん「ナショナルデパート」の秀島社長に電話でご登場頂きました。

このパン屋さんは、何が凄いってて、


パンがでかい!

ホントでかい!

物凄くでかい!


んです。


「おっきいパンについて」とテーマを考えていたところだったので「このお店なら!」とお話し頂きました。


大きいパンにどういう良さがあるかというと、大雑把に言うと「ふんわりする」というところです。

分かりやすいのがフランスパンやバケットなどの「ハード系」。材料は同じなのに形が違えば食感も変わります。フランスパンみたいなのを食べたい時に「カリカリした香ばしいパンが食べたいなぁ」と思えば、小さめのパンを選べば表面の耳の部分(=クラストと言いますが)が沢山あって美味しいですし、「イヤふんわりモチモチな部分も好き」と思えば、大きめのパンを切って食べれば中の白い部分(=クラムと言います)が沢山あって良しということになります。


ナショナルデパートのパンにはそれだけではなく、表面積が小さくなると水分の蒸発率が下がり、更に大きな生地の重さで更に重心が内側へかかる・・・など、ハード系パンなのにふんわりしっとりしたパンを完成させる緻密な計算が隠れていました。熱いお話に、コーナー後にはすぐリスナーの方からもメールが届いたほどです。

だって「美味しさを追求していたら1個が5キロになっちゃった」なんて素敵じゃないですか。しかもそんなパンを「じゃぁお店ではスライスして量り売りしちゃえ」と考えたという。「1個のパンをみんなで分け合う精神」も含めて発送が大胆。そして勉強になりました。


ただ、コーナーではきちんと触れられなかった、このお店の真の魅力は、また別のトコロにあります。


コンセプトがあるんです。


特にこのお店の「女王製菓」。お菓子にまつわるお話が書かれたストーリーペーパーやカルタが入ったお菓子なんて、今まで見た事無い。でも、パンやお菓子を食べる時にその味や形が出来上がった背景って必ずあります。それを改めて知った上で「へぇ〜。そうなんだ」とかぶりつく一口の味わいは随分違うと思います。

私自身、パンのコーナーではリスナーの方にそう言う部分が届けられたら良いなぁと思い構成しているだけに、このお店のコンセプトにはとっても魅了されちゃいました。

改めて秀島社長、ありがとうございました。

そして近々是非またお邪魔します。


http://depa.jp/

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