パンの取材をする前に大リーグの取材をしていました。
じぇーんじぇん、ちがうやん。
と、思われるし自分でも思っていたのですが、実は共通部分もあった!と、昨日の「PUMP UP RADIO」でのパンのコーナーで学びました。
昨日は「マスター・ド・ラ・ブーランジュリー」に招待出場され3位を獲得したブーランジュリーDONQの西川さんとお電話を繋ぎ、大会の様子を振り返って頂いたのですが、いやいや、西川さんのアスリート魂はすごかった。
ということで、このブログでも振り返ってみます。
マスター・ド・ラ・ブーランジュリーとは、パンの世界大会個人戦。今年第1回目の大会が3月6日から10日までパリで開催されました。以前から「クープ・ド・モンド」と言う名の世界団体戦は行われており、そちらは「パン業界のワールドカップ」と称されているそうです。西川さんはそちらへの出場経験もあり、今回招待選手としてパリに行き、8時間でおよそ7種類、計300個のパンを焼いたそうです。
300個!
コレ、ホントに凄い数。参考までに私が通うパン教室ではパンが出来上がるまでだいたい4〜5時間かかります。1度に3種類、10〜12個も作ったりしたら休む間もなくグッタリです。
しかも西川さんによると「クープ・ド・モンドよりも1人の負担が1.5倍になった」そうですから、プロの視点でもハードルの高い数だった事が伺えます。この大会の為に鍛えたり、練習したり、事前の準備も大変だったのだろうなぁ、・・・と、何故かお話を聞いているうちに、ロッキーのテーマに乗って土手をジョギングする西川さんの姿を妄想してしまいました(でもエプロンしてたりして・笑)。
大会中にはオーブンの扉が閉まらない(ぇえ!?!?)というアクシデントにも見回れ「周囲からは『あの時点で(勝負は)終った』と思われたらしい」と。そうですよねぇ。熱が保てないでしょうし、なにより「扉がガコンって(笑)」はただ事じゃないです。しかし冷静に対応し、更に3位。快挙です。
なのに「いや、出るからには優勝したいですから」と、真剣なコメント。この頃には私の妄想の中では西川さんは「エプロンで厨房」から「ユニフォームでスタジアム」という想定へ。「次のシーズンに向けて下半身を鍛えたり、フォームを見直したりするのですか?」なんて、危うく聞いてしまうところでした。
なんでしょう、あの冷静具合とストイックな姿勢。
西川さんとお話をしながら何故かシアトル・マリナーズのイチロー選手を思い浮かべてしまいました。
あ!
よくよく考えてみたら、西川さん、神戸だし・・・
私の中で、今後「パン業界のイチロー」と(こっそり)呼ぶ事にします(笑)。
せっかくなのでお知らせ:
そんなパン業界のイチロー選手こと西川さんがコンテストで作ったパンが全国のDONQで食べられるそうですよ。
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