Tuesday, October 10, 2006

ママシト

スペイン語にママシータという言葉があります。「ようよう姉ちゃん」ぐらいの感覚で女性を呼ぶ時の言葉だと理解していますが、シカゴにはママシトというニックネームで通っている日本人女性がいます。

市東チエ子さん。かれこれ何年もかわいがってくださる姉さんです。今日はそんなママシトとディナーデートでした。

ダウンタウンにある自宅マンション前から行きつけのイタリアンへ歩く道すがら、何度「ハロー、ママシト!」と声がかかったことか。さすがシカゴ暦40年。和田絵以子さんという方が書かれたノンフィクション「花も嵐も繁盛記ーシカゴ230イーストオンタリオ」の主人公でもあります。

特別重要な会話をするでもなく、一緒にご飯を食べて「おいしぃー!」と言い合うぐらいです。それでもママシトパワーを十分頂きました。歩く姿は凛としていて、歯に衣着せぬ言い方には勢いもあって、とてもとても良い意味で”根性”が顔に刻まれています。「この年になると英語で喋るのがおっくうになっちゃうのよねー」と、レストランではホントに日本語で「あのねぇ、サラダなんだけど・・・」。でもママシトが言葉を発しなくても相手は「いつものヤツですね」だって。

彼女が渡米した時代は今とは随分違う上に、長年外国に住み続ける為に今でも大抵の人が苦労するのに。

毎回会うたびに背筋がシャキッとします。

***

追伸でお知らせです。

コンテンツ的にはブログしかないんですけど、このホームページにはトップページがあったりします。これまでリンクだけが自慢だったこのサイトに今日から自慢できるトップページがアーップ!シカゴの奇麗な写真が沢山見られるので是非楽しんでください。

abehiro.com

2 comments:

Anonymous said...

こんにちは
最近花も嵐も…の本を読みました。
夫がシカゴ出身で、親戚がRon of Japanで一時期働いていたことがあるので、興味を持って取り寄せてみました。
チエコさんは今もご健在で活躍されているのですね。ちなみに私はLA在住で、時々シカゴに行きます。食べ物が美味しくて、街並みが美しいので、シカゴが好きです。

Hiro said...

aloha modeさま

お返事が遅くなってごめんなさい。コメントをありがとうございました。「花も嵐も・・・」ですが、私に取っては何度も読み返す本の1冊になっています。ハイ、チエコさんはご健在ですよ。そしてレストランも相変わらず賑わっています。