Sunday, December 25, 2005

タマさん、初ワンマン。

ライブをすると言うので新宿コマ劇場まで足を運びました。

念のため説明を加えると「タマさん=元ポルノグラフィティのベーシスト」です。04年に脱退後ソロとして曲作りに励み、今月21日にリリースした初ソロAL「Great Pleasure」と共に「Tama」として再出発。ファンの前に姿を現すのは1年半ぶりとのことです。まさか日本でタマさんのステージを見る機会があるなんて、と嬉しい反面、ポルノ時代のイメージしかなかったため「あのシャイなタマさんがフロントマンかぁ・・・」と開演を待ちながら正直、心配、してました。

んがしかし。

トランペットを持ちステージ中央に立つタマさんを見て「突き抜けたな」という言葉が一番に浮かびました。なんて書くと偉そうですが。ワイオリカのazumiさんがゲストボーカルで参加していたり、本家ベースやギターも披露してくれたりと、かなり豪華なライブでした。ファンク/クラブ系の楽曲を聴いては「ポルノにおけるタマさん作曲の歌にもルーツがあるかも」、テクノだったりすると「お、もしかしてタマさんとしては珍しいのでは・・・?」など、余計な事を考える脳みそを「仕事で見に来ているんじゃ無いから」とたしなめつつ楽しんでました。

ライブ後、本人を含む関係者の方達とお喋りする機会がありました。この日のライブはスタッフ全員「タマ、ステージにお帰りなさい」の気持ちで作られたものだそうです。客席も、そんな感じだったと思います。

タマさんは一方、ポルノ時代はステージに立ってもライブを仕切る必要は無かった、全員の目が注がれるプレッシャーを初めて感じた、と苦笑いしてました。MCで喋りが飛んでしまい「ごめん、台本見てもいいかな」と舞台後ろに台本を取りに行ったり、アンコール最後の曲を途中でやり直すハメになったりと、本人の評価は「ど根性ライブ」でしたが、やり遂げられたのはタマさんの音楽と人柄があってこそ。大成功だったと思います。

長年知っている人のパフォーマンスを見ると、元気が出るのと同時に「負けられんな」と、下手なライバル心をかき立てられて困ります(この負けん気が自分を追いつめる元なので・・・)。でも、仕事を続ける限り、こういう輝いている人達といつ再会しても堂々としていたいなぁ、なんて、やっぱ思っちゃうんですね。

ならば、自分は自分のフィールドでベストを尽くさないと。2006年の目標をそろそろ具体的に絞ろうと思います。

No comments: