Thursday, June 13, 2013

ていねいなもの - その2。

毛糸が届きました。



ちょっと前に、友人らと京都の綾部にある草木染め工房で、毛糸草木染め体験をしてきたんです。大阪から車で2時間。到着して車から降りると、まず周囲の静けさに驚きました。



この場所に、古い民家を工房にして草木染めの毛糸を販売するご夫婦がいるんです。編み物仲間の1人が京都の蚤の市に出展されてた夫妻の毛糸を買った事で、今回のご縁が繋がりました。

その時々に咲く植物で毛糸を染めているので、常に同じものが手に入る訳ではないそうです。今回は、カモミールを使って綿の毛糸で草木染め体験。




まずは花を摘む所から。一面のハーブガーデンにもぐって、ひたすらカモミールをバケツに放り込みます。

その後、みんなで花の部分だけちぎってカゴへ。小さな花なので、毛糸に色をつけるためには、これだけないと無理だそうで。なかなかの作業ですが、鳥のさえずりしか聞こえない中、風に吹かれて無心になってしまいました。写真のどこかに、私もいます☆




そして、こんな感じ↓。寸胴にお湯を沸かしてカモミールを沸かし、その中に綿の毛糸を投入。何度も染め直して、頃合いを見て引き上げる作業でした。写真のモデルはアイリッシュのトリシュ。実は学生時代の専攻が染め物だったと言う、隠れプロ(笑)。


一旦毛糸をお湯につけると、20分程の待ち時間が出来ます。その都度、お弁当を食べたり、藍の葉を取りにいったり、自然と戯れました。何より、工房から漂うカモミールの香りに癒されました。





私たちに関係なく、ウールを紡ぐ工房のおじさん。でも、手つきを見るだけでもとても楽しい☆モデルはやっぱりトリシュ(笑)。




そして、こうやって乾かしてもらった手作りの毛糸を、後日届けてもらったのでした。



山の側で、花に囲まれて、静かな場所でお湯を沸かして花を茹でて。その匂いの中で糸を染めたり、紡いだり。ハーブティはそれほど飲みませんが、今後は多分、カモミールティをいれて、この工房を思い出すんだろうなぁと思います。

まだ、この毛糸で何を作るのかは決めていませんが、この毛糸で作ったものを身につけていたら、凄く安らげそうです。




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