Thursday, January 21, 2010

REGARD

英文でメールなどを書いていると、最後に何か一言つけるじゃないですか。

「結語」と呼ばれる、「敬具」とか「草々」「かしこ」みたいな、あれです。

カジュアルなものだと、

Cheers,
Peace,
Ciao!
Best,

など。

そして、かしこまったものなら、

Sincerely,
Truly yours
Respectfully,

などありますが、

私はその中でも「Best regards」が何故か好きです。


辞書を引くと「結語の中では最もカジュアルなもの」とありますが、そうなんでしょうか。


「Regard」という言葉には「敬意、敬愛」という意味があるのですから「敬+愛=リスペクトしてなおラブ」なんて本当に素敵な言葉だなぁと思っております。それに「ベスト」がついてくるとなったら、よほど大切に思う気持ちがある手紙でないと使いたくないなぁ、なんて思うのですが、どうですか。


先日、そんなREGARDという素敵な言葉を使った優雅な文化を学びました。


花には花言葉、宝石にもそれぞれの持つ意味がありますよね。これらは19世紀、ヴィクトリアン時代のイギリスにおいて始まったそうです。私達の時代にまで受け継がれてきた素敵な文化ですが、そんな宝石や花を組み合わせることで更にメッセージを持たせた「REGARD」なる「文字遊び」があるんです:

R:ルビー
E:エメラルド
G:ガーネット
A:アメジスト
R:ルビー
D:ダイヤモンド


と、頭文字をとって、1つのジュエリーにその6つの宝石を全てあしらったものが当時、プレゼントとして大流行したんだそうです。「私を忘れないで」という花言葉がついた「わすれな草」などのモチーフまでつけられるとなると1つのジュエリーにどのぐらいの真心が込められたんでしょうね。


先日、東京・渋谷のブンカムラ・ザ・ミュージアムで開催中の美術展に足を運びました。内覧会ではなかったので、写真撮影などはできませんでしたが、んもうキラキラしてました。19世紀に本当に身につけられていた、誰かが誰かの為を想って作られた、真心こもったジュエリーの数々。約300点が1つの会場にあるんですよ。その場の空気を吸うだけで女子力が上がりそうです。


愛のヴィクトリアン・ジュエリー展--華麗なる英国のライフスタイル


足を運ぶ時間がない方も、サイトを覗くだけでも優雅な気分に浸れますよ。

1 comment:

カミサトナオミ said...

私が知っていて使ったことがあるのはCiao!だけでした~
そしてなんとなく分かるのがPeace。
とてもお勉強になると同時に頭の片隅には入り込みました(^^)/
いざという時に出てくるかは別ですが。。。
うちのが高校の時に海外文通していたらしいです。
文通って響きもなんか時代を感じますが、じつは私もしてました。
国内の数人としていて、あれはあれでとても良い体験をしました。
お互いに受験ということでヤメちゃったんですけどね。
相手は超超超進学校だったんです!
「REGARD」って文字遊び面白いことを教えていただきました。
なんかロマンチックな気分になりますね。
ヒロちゃん先生!最近ツイッターを覚え書きみたいに使っているんですけど、この「REGARD」って文字遊びと英語版の結語、ツイートしてもいいですか?
「ダメです!」と言われない場合はOKとしてツイートしちゃいま~す♪