Friday, July 03, 2009

Make A wish.

「東京で一番好きな場所マイベスト3」に挙がる、国立新美術館。


久々行ってきました。


始まったばかりの「ルネ・ラリック展」を取材し、招待券を頂いていた「野村仁」展を見ようと上の階へ行くと、入口のお姉さんが言うではありませんか。「短冊を書いて頂ければ招待券を使わずにご覧いただけますよ」。





聞くと今週末、5日(日)までの3日間、研修室にて七夕飾りを作り屋上庭園に飾ると「野村仁」展が無料で見られるというのです。ならばこの券は誰かにあげよう、と20分の寄り道。短冊をもとめて3階へ。


曇り空でも十分癒される屋上庭園。






隣の研修室では既に多くの大人の方々が、色ペンや金銀の折り紙、変わったカーブで切れるハサミなどを手に持ち短冊を作成中でした。たまにやると工作って楽しいですもんねー。みんな真剣でした。


てことで、私も短冊を1枚頂き作業机にてペンを持ち、いざ!



・・・っと。



実は、願い事が思いつかないんだなー。



昨年の今頃ではなかっただろうか。京都の「鈴虫寺」に行きました。「願い事が叶う」ことで有名なそのお寺には草履を履いたお地蔵さんがいるんです。普通お地蔵さんは裸足なんだそうですが、ここのお地蔵さんは「願い事と一緒に住所をお地蔵さんに教えてあげてくださいね、そうすると、あなたのお家まで来てくれて、お願い事をかなえてくれるんです」とのことでした。


んが、「いっこだけね」と。


もちろん、すっとんきょうな願い事や現実離れしたものは無理な訳で。このお寺は要するに「現実的に今、自分が何を目指していて、何を1つ支えて欲しいのかを考えましょうね」ということを教えてくれたんだなぁーなどと考えながら帰ってきたのですが、


以来、


「願い事」ってなんなんやろねー


と、思いつかないのですね。


この現実世界、「いっこ」って案外難しいですよね。あっちを目指したいけど、こっちは妥協するの?とか、こっちも必要なんだけど、あっちは諦めてもいいの?とか。


と、昨年の京都旅行以来、自分がなんちゅう欲張りかを実感。以来、願い事=「みんなハッピー、いえーい」と簡単に済ませることにしました。








「みんなハッピーに」と書いた短冊がこの辺で揺れてると思います。


叶いますように。

2 comments:

カミサトナオミ said...

一つって本当に難しいですよね。
私は「無病息災」にしましたけど、すぐに「自分ひとりじゃ・・・」と、「家族が無病息災で」と直したりしました^^
普段はもう少し違ったことをお願いするんですけど、今年はこれ以外考えられません。
でも短冊がチケット代わりって、良い話です。
なんか絵本の世界みたいでステキですね。

なぼ said...

ブログには初めてお邪魔します

ウチ(長野県南部のとある町)では月遅れの8月7日に七夕です
子供が生まれてからの願い事は『子供が元気に育ちますように』ですね
先の善光寺の御開帳でも同じこと願ってきました

『みんなハッピー』
簡単だけど素敵な願い事だと思います
世界中の人が笑顔になる時が来ますように・・・