Tuesday, July 28, 2009

イグアナケータイ

私がシカゴに行けない分、向こうから知人が来てくれる。
ありがたい、ありがたい。


この夏も、シカゴの友人が3週間のバケーションを取り日本に遊びにくる事になっています。そろそろ来日カウントダウンの日程で、東京でやりたいことリストをメールのキャッチボールにて煮詰めている最中です。


そんな中、さっき届いたメールに面白い事が書いてありました:「日本の携帯電話は、買ってもこっち(=米国)で使えないんだよね?残念だなあ」。そうなんですよね。どんな人も日本に来てはびっくりする、ニッポンケータイの進化具合。私の友人も、ガイドブックか新聞記事で「日本の携帯はスゴいぜ!」と、読んだようです。


ちょうど先週のPUMP UP RADIOで紹介したのですが、先週のNY Timesに面白い記事が載っていました。なんでも、遠く離れた1カ国だけでものすんごい進化を遂げた日本の携帯電話と携帯産業は現在、「ガラパゴス・シンドローム」に陥っているというのです。他の国では対応できないから、せっかくの優れた機能がインターナショナルに広められない、と。日本の携帯業界はiPhoneの成功を指をくわえて見るしかないのか、何故世界に広めようとしないのか、などと書かれてありました。うまい事言うな、と思いましたが、携帯電話の「ガラパゴス化」って、良く使われる表現のようですね。日本の携帯はイグアナとおんなじなのかと、手元の携帯をシゲシゲ見つめてしまいました。


確かに日本でiPhoneを使う利点ってどのくらいあるんだろう、と考えるぐらい、日本の携帯は「メールが出来て、グーグルできて、物が買えて、テレビも見れて、写真も撮れて、なんなら電話もかけられる!」という順序で機能が多岐にわたっていますよね。日米野球で来日したメジャーリーガーも「おーまいが。日本のセルフォンは4年は先を行ってる。なんでアメリカで使えないんだ」と悔しがっていたぐらいです。


諸外国に広められない理由として、日本の携帯が持つGPS機能、QRコード、クレジットカード機能など、周辺機能を網羅できないから、と書かれてありました。でも、そうなんやろか。ソーラー充電とか、写真や動画の画質の良さとか、そういうのは全然行けそうな気がするし、それだけでも全然進んでる気がするんだけどな、と、思いつつ読んでいました。大リーガーだって、ほしがっているんだし、きっと需要はあるはずなのになぁ。こんな時代だからこそニッポンを救ってくれよ!携帯!と思ったりしたんだけど、きっと私がぼんやり考える以上に複雑な理由があるんでしょうね。


先ほどの友人への返信メールには「多分日本の携帯は米空港の検疫で引っかかるから、買えないと思う」と書きましたが、日本人としては、ホントは得意げに自慢したい。それに携帯以外にも、ニッポンはガラパゴス諸島並みの大進化を遂げた文明が地味に沢山あるような気がします。どれだけ進化しても世界遺産にはなり得ないんだし、どーんと「スゴいぜオレたち!」ってアピールできればいいのになぁ・・・

3 comments:

Anonymous said...

「ガラパゴス・シンドローム」かぁ~
上手いこと言いますね^^
たしかに日本の携帯電話、充分すぎるぐらい大満足しています。
ヒロちゃんの記事を読んでいて、今までクリックしたことが無い「グローバル機能」をクリックしてみました(^^)ノ
すると先ず「海外モード設定中は一部の機能を利用できない」と注意書きが表示されました。
なんか勿体無い気がしました。
でもきっと使えるようにするのは簡単なんでしょうね~
何か大人の事情があるんでしょうか?^^
PUMP UP RADIO 本日もお疲れ様でした☆
またCCともども楽しみにしております(^^)ノ

カミサトナオミ said...

番組内の話題じゃないですが
忘れっぽくてスミマセンm( )m
↑名前を忘れてました。。。

Hiro said...

→カミサトナオミさま
いつもコメントをありがとうございます。今日も放送を聞いてくださっていたんですね。私もせっかくのコーヒーを玄関に忘れて山梨まで行ったぐらいですから、名前ぐらいぜーんぜん大した事ないと思いますよ。

さて、私のブログは自分で取材して書いてる訳じゃないので「記事」なんて呼べるものではないです。番組じゃないですけど「独断と偏見で」好きに書いてるだけですので(笑)

できるだけ事実関係などに間違いがないように気をつけますね♪

また覗きにきてください。楽しいブログになるように日々沢山遊んでおきマース(笑)