Thursday, November 17, 2011

MLBと少年マガジン

季節外れではありますが、MLBの話。


大リーグの取材をしていた頃、「MLBって少年マガジンに似てるな・・・」と思った事があります。

MLBは日本の野球に比べて選手の入れ替えが多い。だから数年経てば同じチームでも、ロースターに並ぶ名前はほとんど変わりますよね。一方で自分が応援していた選手達も様々な球団に移って行くので、何年かMLBを見ていると、最終的にMLB全体を包括的に楽しめるようになってくるので、日本のプロ野球を追うよりも、早く「マニア」になれる気がします。(もちろん、ファンの立場だと、各選手よりもチーム第一なんでしょうけどね)。

・・・というこの流れが「最初は1作程度しか分からないが、いつのまにか毎週全ての話が楽しみになる」マガジンのような週刊誌とかぶって(笑)、そんな風に感じた事がありました。

最近、といっても9月なので「ちょっと前」だけど、そんな「MLBと少年マガジンの関係」を久々に思い出してました。そのきっかけは、9月末のオジー・ギーエンのフロリダ行きのニュース。2011年シーズン終了を待たずしてWSOXとは契約を打ち切り、かつて選手としてプレーした経験もある”古巣”フロリダ・マーリンズ・・・じゃなかった、来年から「マイアミ・マーリンズ」へ名称変更する球団に移りましたよね。まぁ、オジーとマイアミという土地はドンピシャの組み合わせだろうし(笑)来年のマーリンズには、是非ラテンの勢いを全面に出してもらいたいです^^。

と、監督だって1年経てば違う球団で采配を振るっていたりする。当たり前の流れなんですけど、日本よりも遥かに頻繁に起きる、この「シャッフル」には、「つくづくアメリカ的だなー」と、思わずにいられません。


野球に限らず、米国は「転職=ステップアップ」という意識が強いので、新卒で仕事を探す時にはイキナリ大手に飛びつく人よりも、まずは経験を沢山積ませてくれる会社に入って、数年後に同じ業界でより大手の「経験者採用」にトライする人が多いです。9月に4年ぶりにシカゴに遊びに行った時にも、友人達の最初の報告は「今はこの会社で働いているんだ」というもの。そう言えば全員、勤め先が変わって=シャッフルされてました(笑)。

1つの土地に長く根付いてこそ生まれる良い関係だってもちろん存在するので、シャッフルが良いのか悪いのか、日米どっちが良いのか悪いのか、決められないです。でも、この米国文化の中には、確実に「自分」という個人で勝負する姿勢と責任と覚悟があります。そこはとても好き。"If you wanna do business, you move."の、スッキリキッパリした環境は、今の日本にも、もう少しあってもいいのになーと思います。


*実はこのブログは、以前書き込みがあった方へのお返事をかねて書きたいなぁ、と思っていた内容だったのですが、上手にまとめられず時間がかかってしまいました。お名前分からないですが、勝手に質問を以下にもコピペさせて頂きました。「是非ブログで書いて良いですか?」なんてエラそうに書いて以来、長い間放置してごめんなさい。

Anonymous said...
”新しい生活基盤”で思いましたが、Chicago White Sox Ozzie 監督が Florida Marlins の監督へ就任するとの話ですが、これについて何か意見とか思い出話とかありませんか?

今MLBは、ポストシーズンをやっていて、Oklahomaの私も見ています。私も野球大好きです。

Let's get rolling!



今年のワールドシリーズ、文字で追うばかりでしたが、とてもエキサイティングでしたよね。

あ、そうだ。オジーとの思い出と言えば、9月にホワイトソックスに試合を見に行った時に、アンダーウエアでクラブハウスから出てきてくれました。ヒゲ+白いタンクトップ+白いモモヒキ=バカボンか!と(あ、正式には「バカボンのパパ」でした)全然変わってなくて、安心しました(笑)。WSOX球団内では少し大変だったみたいですね。新天地で以前の破天荒な嵐を巻き起こしてもらいたいです。

1 comment:

Anonymous said...

Hiroさん

Thanks! 楽しみに待っていました!

マイアミ マーリンズは、新しい球場ということですね。
シャークタンクがあるとか。
フロリダには、まだ行ったことがないので、いつかマーリンズのゲームを観戦に行きたいと思います。

Happy Thanksgiving!!!

Yuka from Oklahoma