Wednesday, September 05, 2007

ニックネームあれこれ。

シカゴにいます。

ドジャースの斎藤隆投手がカブス戦に来ており、昨日からの4連戦を取材しています。昨日はチームメートである通称"ゴンゾー"ことルイス・ゴンザレス外野手の40歳の誕生日。選手一同でシュラスコ料理を食べに出掛けたそうです。

「ゴンザレス」という名字の方は大抵「ゴンゾー」というニックネームがつきますねー。日本でも同じ名字の人は同じように呼ばれますからそれに似てます。この他バーンズさんがバーンジー、ホインズさんがホインジーになって語尾が伸びたり、サリバンさんはサリーと呼ばれたりします。

でも、頭文字を使うのは日本語では稀かもです。ドジャースのフアン・ピエール(Juan Pierre)はJP、カブスのジャック・ジョーンズはJJ。元西武のダレン・ジャクソンはDJです。響きがカッチョよく、自分もJとかTとかKとかPとか、そんな音で始まる名前だったらよかったのにと思います。またインド系やオランダ系の名前はものすっごく長く、例えばインドから来たウトパリニ・シュプランカーという知人はいつも「リリーでいいわよ」と自己紹介しています。「は?という顔をされるのがイヤなの」だそうで。気持ち分かります。

日本語の名前も案外すんなり通らないんです。ABEという名字は100パーセントの確立で「エイブ」呼ばわりだし。Abraham (アブラハム)という名前がAbe (エイブ)と略されるので自然と言えば自然ですけど、空港でのキャンセル待ち中などは、呼ばれている名前が自分だと気付かないので困ります。この他4文字で同じような音が並ぶと言いにくそうで、元マリナーズの長谷川滋利さんの名前は数年前、「名前に面白い響きを持つ有名人」というサイトに元国連事務総長、ブートロス・ブートロス・ガリ氏の名前と並んで紹介されたことがありました。私のかつてのルーミーが一時期、長谷川氏の名前を唱える事にハマってしまい、「シゲトシュ・ハシェガワ、シュゲトシュ・ハシャギャワ、ウシュシュシュ、・・・ウシャシャシャ」としらふの時ですら名前を唱えては笑っており、そのたび心の中で「長谷川さん、ごめんなさい」と謝ってた・・・というのは言い過ぎで、スミマセン、私も一緒に笑ってました。今こそ長谷川さん、あの時はすみませんでした。

脱線が過ぎましたが、ウトパリニさんのように、名前の呼び方をリリー「でいいよ」と言いたい場合は「I go by ...」というフレーズを使います。

同じジョセフさんでも、ジョセフのままの人とジョーの人。それぞれに意志あって選んでいるらしく、「アイ・ゴー・バイ・ジョー」と言ってくれます。日本人でもマコトさんがマックさんになったり、タダシさんがタッドさんになったり、サトミさんがトミーさんになったり、発音の説明に手間取らない工夫がみられます。

それに、ドジャースの斎藤選手も「He goes by サミー」ですよね。ゴンゾーはシュラスコ料理パーティの感想を聞くと即答で「サミーはよく食ってた」と感心していました。(ご本人は「自分で『ストップ』を指示する方法を知らなかった」とおっしゃっていましたが)。今日の試合前には敵地ながらダグアウトのゴンゾーに、ファンから「ハッピー・ビレイテッド・バースデー!」と声が飛び、40歳のゴンゾーが顔をくしゃくしゃにして喜んでました。

「ちょっと遅れたけど」というニュアンス、「ハッピー・”belated”・バースデー」も、便利でーす。

2 comments:

Anonymous said...

L・ゴンザレスっておもいっきりオープンスタンスの元バックスのゴンゾーですか?!
ドジャースにいたんですね。

自分のことも「ガンゾー」と呼んでくださいね。

Hiro said...

ガンゾーさま
はい、ゴンゾーはドジャースでプレーしています。笑い皺がクシャクシャかわいらしいですよ。
「ガンゾー」は「がんぞお」とはまた違った響きになりますねー。是非ガンゾーさんもオープンスタンスで打席に入ってください。