Friday, August 10, 2007

タクシー

3日に1度は飛行機に乗る生活をおくって3年。最近頻繁に聞かれる機長のアナウンスがあります。

「我々は現在タクシーイングをしております・・・」

このアナウンスは大抵、離陸が遅れる時/着陸してからゲートまで辿り着けない時に聞かれ「・・・ですから@@分待ち時間が発生します」と続くので、私にとっては「=機内でうんざりしろ」の号令です。悪天候や諸々の諸事情のため飛行機が滑走路で離陸の順番待ちをしていて飛べないという状況が多発。先日は「我々の飛行機の前に100機が順番待ちをしています。暫くタクシーイングです」というアナウンスを聞き、気が遠くなったこともありました。仕方がないので機内カタログをめくっては「・・・このお相撲さんの置物、誰が買うんだろう・・・。いつまで販売するんだろう・・・」と、どうでもいい事を考えています。アナウンスを聞くたびにせっかく「タクシー」という単語に「ーing」が付くんだなぁ、面白いなぁと思っているのに、到着した時には疲れきってそんな事はすっかり忘れる始末。

本日やっと辞書をひく気になれました。

イヤイヤひいてよかった。

驚きました。

*「もう既に知ってるよん」という方、ごめんなさい。私は知りませんでした:

「タクシー」には「飛行機が地上走行する」という意味があるんですね!!!

てーーーっきり、「タクシー乗り場に数台のタクシーが待ち合わせているように飛行機が順番に並んでいる」から「タクシー」を使っているのかと思いきや。そうですか、航空用語として(そうなのか?)きちんとした意味が存在していたのですね。あちゃぁ。知らなかった。簡単な単語になればなるほど、自分で勝手に想像して辞書をひかなくなるのは悪いクセです。感覚で理解しちゃダメだなぁーと反省しました。

自分にとっては「stuff」という単語もそうでした。元々の意味自体が「=もの、こと」で、とても曖昧です。だからstuff like thatと言うと「=なんかそんなもん」。コレはコレで正解だし自分でもたまに使います。でも4年前、野球の会見で「He has a good stuff」という表現を何度か耳にし、調べるとstuffに「球種」という意味がある事を知りました。「=アイツはいいもの持ってる」じゃぁ、なかったんですね。あちゃぁ。

何でも大雑把に捉えず、なにげに聞き流さず、放ったらかしにせず、いないといけませんね。

3 comments:

Anonymous said...

 Hiroさん、"taxiing"こんな意味があるのですか、そして"stuff"こんな使い方があるのですか、嬉しくなりますね有難う御座います。
 "taxiing"は、街を流しているタクシーの様が語源ですかね? 滑走路を当ても無く流しているジェット機の様を言い表しているような感じですが???

Anonymous said...

100機も順番待ちをしている図を想像したら、ちょっぴりうれしくなりました。
飛行機100機って…

Hiro said...

hero爺さま
語源ですかー。そこまでは調べませんでした。飛行機に乗ってるときって、言えばコクピット見学とかさせてもらえますよねー。最近全然行ってませんでしたが、どうせ3日置きに飛行機に乗りますし、機会があれば聞いてきますねー。

がんぞおさま、
自分の乗ってる飛行機の前に100機なんて、私はめまいがしましたよーーー。稼働率100%以上ですよね。米国の飛行機事情、空港事情、私は個人的に、今が最悪の時代だと思っています。お天気に関わらず出発/到着が遅れて当たり前だなんてー。徐々にそれが間違い!と指摘する人が増えてくれればいいのですが。