Saturday, June 23, 2007

プライド・パレード

シカゴでは今週末、ベルモントと呼ばれるボーイズタウンでお祭りが行われます。同性愛者の人たちが自己の存在を主張するためのプライド・パレードです。

「ボーイズタウン」とはその名の通り「男の子の街」であって、転じて「ゲイ街」を指します。シカゴで言うとダウンタウン北部がそう。目印は虹色の旗。同性愛者の象徴カラーです。目抜き通りであるホルステッド・ストリートは今週末、車をブロックして大勢の人でごった返すんだろうな。久々見に行きたいなぁーと、フロリダから想いを馳せています。

全米的なパレードとしては、アイルランド系移民が練り歩くセント・パトリック・デイやプエルトリコ人のお祭りであるプエルトリカン・パレードなども有名です。でもっ!プライド・パレードは勢いが違う。まず虹色というカラーも可愛いですし、カート上のパフォーマンスが派手!例えば筋肉ムキムキのお兄さん達がポールに絡み付きながらクルクル回ってたり、フランス王朝並みのドレスを着たドラッグ・クイーンが扇をフサフサさせてたり。シカゴはサンフランシスコと並んでゲイ・コミュニティが大きいですからね、パレードの規模も大きいと思います。

さてこの「ゲイ」という単語。かつては「ハッピー」と同じ意味で使われていました。随分前になりますけどね、古典文学などには「明るい」とか「はじけてる」的な意味で登場しています。ハッピーはハッピーでも「幸せ」という意味とも違うので、時代を経てどうやって今の意味に限定されてきたのか、割と想像しやすい気がします。

厳密に言えば男性のみですが、レズビアンという言葉の代わりに使う女性もいます。なお、日本で頻繁に使われる「ホモ」はホモセクシュアルの略なだけで、通じません。それに否定的な意味合いが強いので、日本で耳にするたびに「頑張れニッポン!我々は文化的にも先進国のはずだぁ!」と思ってしまいます。特に日本人男性に多い反応が「彼らと一緒にいてオレは安全なのだろうか」という心配。良く耳にしますが、第三者的立場から勝手に意見が言えるのなら:

・・・いやぁ、誰にだって好みってモンが・・・

が、頑張ろう!ニッポン(笑)

冗談はさておき、日本ではまだまだタブーなトピックだと思っていたので、レズビアンをカミングアウトし、自身の結婚式を公開した尾辻元大阪府議員のニュースをネットで読み、驚きました。勇気ある行動だったのでは。風当たりは強くないのでしょうか。

アメリカではゲイ・イシュー(同性愛者に関する問題)は随分現実的です。法的に結婚の届け出ができないと、配偶者としての保険、年金諸々の手当が認められない。国レベルで浸透するには時間がかかりそうですが、州レベルでは受け入れ窓口が広がってきたかなという気がします。

何十年か先には「はじけてる」だけでなく「幸せ」な意味もついてくる単語に生まれ変わるといいですね。写真はもう何年も前、プライド・パレードを取材した際に撮った写真です。写真の質そのものはおいといて、主張バリバリな感じが、個人的には気に入っています。

4 comments:

がんぞお said...

写真の人たちって、なんかムチャクチャ強そうなんですけど…

まあ、自分が彼らの好みのタイプでなければそれでいいんですけどね。

Hiro said...

おひさしぶりです。がんぞうさま。
私はストレートなんですけどね、こっちに長年住んで改めて、日本の異常な拒否反応に驚くんです。だって、じゃぁ、喫茶店の隣の席にゲイの人がいたとして「オレ、近くにいたらヤバい」みたいな感覚を持つのがね、当たり前だとするじゃないですか。これってイコール、ストレートな男性の隣の席に座ったら、女性みんながみんな「私ヤバいかも!?」って心配するシチュエーションと同じ感覚じゃないかな、って思うんです。

でね、そういう場合男性は絶対言うと思いませんか?
「オレにも好みがあるんじゃー!!」

それと、同じ気がするんですよね。
ということを、ちと言ってみたかったというか・・・。

がんぞおさんのとこにも、また遊びに行きますねー。

アルファード said...

コンニチハ。
やっとコメントできるように教えてもらいました。
私の周りにもいっぱいいますよ。性同一性障害の子や、レズではないけれど女子と付き合ってる人なんかも・・・ここはほんまに日本か!?って思うぐらい。
結婚前にダーリンと付き合ってた頃に、男子の心を持った女子の友達が失恋した寂しさから、私に近寄ろうとしてダーリンを怒らせてしまったことありますね~。
「ダーリンおるし、その前にあたし、男が好きやから・・・」
ってダーリンに言ったら
「あ、そっか。」
って納得してましたよ。

Hiro said...

アルファードさま

コメントありがとうございます。私もまた遊びに行きますね。

「日本でカミングアウトできないからアメリカに来た」という方々とよく会います。聞くたびに、自分も日本で彼らを辛い気分にさせていた1人なのかな、と申し訳なく思いました。

とても仲の良い女友達の好みが「目の大きいアジア人」だそうですが、私は論外だそうです(笑)。