今日、愛媛の知人から久々の電話がありました。
留学をしたいので、経験談を聞きたいとの連絡でした。内容的には:
「長年同じ職場に勤めているが、今後の見通しは明るくなさそうだ。だから新しいキャリアを掴むべく留学をすると良いんじゃないか。そもそも英会話はマスターしてみたかったのだが、・・・アメリカって楽しい?」
という感じ。
正直、この内容での連絡はとても多い。そう言えば夫によると、今は異動の時期らしい。もしかしたらこの時期だから、自分の今後を考え直す人が多いのかもしれない・・・と考え、今回はブログにて意見を書いてみようかなっと思います。
自分が会社を辞めて渡米したくせに、私は大抵、そういう人の後押しをしません(笑)。だって大きな変化です。先の楽しみよりも、それによって失う今の環境の方が勿体ない気がします。果たして今の環境は、そんなに、ものすっごく、んもう嫌になっちゃうぐらいキビシいのかな。
今日伝えたのは:
1)英会話は日本で充分マスターできるよ。
2)米国では、学生ビザでは国内で仕事ができないよ。
3)一言に「留学」といっても修得する学位によってピンキリだと思う。
私は毎回、こんな内容を伝えていると思います。
すると「じゃぁ、阿部ちゃんはなんで留学したん(←今回は愛媛弁・笑)?」と聞かれました。これも多い。なので、私の説明も書いてみます。
一応、理由はきちんとありました。私の理由は3つ:
1)地元以外の場所で暮らしてみたい。2)中途半端な英語力を上げたい。3)取材力とアウトプット力を鍛えたい。
「ならば、海外でジャーナリズムを勉強すれば全部クリアできそうだ」
というのが結論でした。そしてこの根底には
「今やっているラジオの仕事をもう少し上手くやりたい」
という目標もありました。
だから、上の3つが一気に叶う別の方法があれば、米国まで行ってなかったかもしれないです(笑)。
確かに振り返ると、渡米がきっかけで良い経験も沢山できました。ただ、更に振り返ると「私は単に運が良かったのだなぁ」としか思えない(笑)。
渡米前はそれなりに貯金を頑張ったり、奨学金を探してゲットしました。渡米後はラジオ業界の人とは連絡を途絶えさせないような努力もしてみました(そしたら、東京で最初に仕事をした作家さんと繋がって、後に笑い合うこともあったりして)
それでも、今思うと、もっと色々探せば良かった、もっと具体的にプランを立てれば良かった、と反省も多いです。
今日電話をくれた知人には、楽しい話ばかりを提供できませんでした。彼女は今後、どうするのかなぁ。
そして、もし、今そんな感じで「辞めようかな、どうしようかな」と考えている人がいれば、少しでも参考になれば幸いです。
この夏に向けて環境が変わるみんなの新天地が、楽しい場所でありますように。
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2 comments:
"求む!大阪でラジオ!!"
大阪に来て一番しなくなったこと、それは……
ほとんどFMにチューニングを合わせなくなったこと。
AMとの境目がよく分からない(笑)。
心底、FM愛媛に育ててもらいました。
そこで提案。
せっかく大阪においでになるのですから、何か番組をされてはいかがでしょう?
企画としては、今回の記事みたいに「阿部寛子の留学案内」みたいなのでもいいので(安易)。
誰か企画書書いてくれないかなあ……。
yosomimiさま
嬉しいメッセージをありがとうございます。そうやって時々思い出してもらえる人が今もいてくれるんだーと、それだけで、ラジオやってホントよかったなーと思います。では、誰かが企画書を書いてくださるのを楽しみに待つ事にします(笑)
実際、帰国1回目のJFNでの放送でも「FM愛媛聞いてました、キャサリンですか?」とメールをくれた方がいて、心強かったぐらいですよ。しばし姿を消しても繋がってくれたんだなと、リスナーの人の存在の大きさを感じました。
確かにAMとの境目が無い、イエ“よくわからない”JOEUだったですね。私も、今もそんな古巣が大好きですよー。
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