東欧や中近東でも馴染みがある焼き菓子「バクラバ」ですが、ギリシャ人街でよく食べていた私にとって、これは「ギリシャのパイ」です。レシピは凄く簡単ですが、どうしても使わないといけない”キモの材料”があります。それが、フィロ。日本でも「冷凍フィロシート」が売られていると聞き、安心してレシピをご紹介してみます。
が、レシピの前に、この「フィロ」とは?
薄い薄いパイシートの事なんです。どのくらい薄いのかというと、このぐらい↓
ギリシャ語で「葉」を意味するだけあって紙のように薄いフィロシート。これを何枚も重ねることで、サクサク感が出せるのです。ベーシックなバクラバの中身はクルミやピーカンといったナッツを砕いたもの。レシピは:
1)耐熱の平たいバットにフィロシートを何層にも敷き詰め、真ん中ぐらいにナッツをバラバラと巻き、更にフィロを重ねる。
2)食べやすい形に切り込みを入れる。
3)表面に溶かしバターか油をたっぷり塗り、オーブンで焦げ目がつくまで焼く。
4)バクラバが熱いうちにシロップかお湯で薄めたハチミツをへらで塗る。切れ目にも充分染み込ませる。
5)覚ましてできあがり。
簡単です。
私はいつもギリシャ人街のスーパーでこのフィロを買っていたのですが、レジに持っていく度におばちゃんが「バクラバ?」と聞いてくれていました。その度に「コツは?」と聞きましたが、教えてもらうアドバイスはみんな同じ。
「好きなものを入れればいいのよ」
ドライフルーツでもいいでしょうし、チョコレートを入れてもいいかもしれません。私はナッツとドライクランベリーを敷いて、赤ワインに砂糖を入れて煮込んだシロップを使ってみました。
米国ではバター満載の通常のパイ生地の代わりにフィロを使うヘルシーメニューを紹介する料理番組も増えており、数年前に比べると普通のスーパーでも沢山見かけるようになりました。確かにカロリーも低めでしょう。何せ形がどうにでもなるので、ハマると自分次第でどんなレシピでも編み出せそうです。
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