Monday, June 25, 2007

渡米1年目の思い出。

02年1月にシカゴに来ました。

その頃に

辞書に出てる意味と違うんじゃない?

って思った単語/フレーズ3連発!

その1:awesome
個人的に「ひどい、めちゃくちゃだ」というマイナスの意味で覚えていました。渡米当初、大学院のクラスメートが何かにつけて「オーサム!」って相づちを打つので「・・・それってリアクション的に違うんじゃぁ・・・」って思っていましたが、「すげぇ!」的な意味で頻繁に使われています。今では自分でも頻繁に使う単語になっております。

その2:hang/ hang out
ハンガーと同じ「つるす」だから、ハング・アウトは「外に吊るす」「干す」だろう、と信じて疑わなかったのですが(これはこれで意味として間違いじゃないんだけど)、「ぶらぶらする/遊ぶ」という意味で使われる事が多い。「レッツ・ハング・アウト!」は、洗濯物を干す時ではなく「あそびいこー!」と誘うときに使います。

その3:get out/ get out of here
このフレーズは飲み込むのに時間がかかりました。直訳は「ここから出てけ」です。この意味でも普通に使われます。でも!驚いたときに「うそでしょー」とか「まじー?」的な意味としても、使われるんです!

会話例)−授業前の教室にて
Aさん:ね、スシって作れる?
Bさん:うーん、そだねー、ロールとかならうちでも作れるよ。
Aさん:ゲッタアーゥ(Get out)!
Bさん:??(と、とりあえず笑っとけ)、オーィヤ(Oh yeah)?ハハ・・・
Aさん:じゃぁテンプラは?
Bさん:材料が揃えばだいじょぶだよー。
Aさん:ゲッターウトブヒーャ(Get out of here)!
Bさん:??(出てけって言われてるのかな・・・)
Aさん:でも、サケ(=日本酒)はシカゴじゃ買えないよねー
Bさん:んなことないよ。コンビニじゃないだろうけどね、大きいリカーストアには売ってるよ。
Aさん:ゲッターウ!ユー、ゲッターウトブヒーァ。じゃぁ今度ジャパニーズフードパーティとかしようよー。サケ買って行くからさぁ・・・
Bさん:?!?!?!(もはや相手の言葉が耳に入らず)ハ、ハハハ・・・

*Bさんは危うく授業前に教室から退室しようとしたぐらいです。

辞書の意味とは「ぜんっぜんちがうじゃん」みたいな言葉。私はこの3つがそうだったんですが、人によってはまだ他にも驚いた言葉があるかもしれません。言葉って生きてますねー。

Saturday, June 23, 2007

プライド・パレード

シカゴでは今週末、ベルモントと呼ばれるボーイズタウンでお祭りが行われます。同性愛者の人たちが自己の存在を主張するためのプライド・パレードです。

「ボーイズタウン」とはその名の通り「男の子の街」であって、転じて「ゲイ街」を指します。シカゴで言うとダウンタウン北部がそう。目印は虹色の旗。同性愛者の象徴カラーです。目抜き通りであるホルステッド・ストリートは今週末、車をブロックして大勢の人でごった返すんだろうな。久々見に行きたいなぁーと、フロリダから想いを馳せています。

全米的なパレードとしては、アイルランド系移民が練り歩くセント・パトリック・デイやプエルトリコ人のお祭りであるプエルトリカン・パレードなども有名です。でもっ!プライド・パレードは勢いが違う。まず虹色というカラーも可愛いですし、カート上のパフォーマンスが派手!例えば筋肉ムキムキのお兄さん達がポールに絡み付きながらクルクル回ってたり、フランス王朝並みのドレスを着たドラッグ・クイーンが扇をフサフサさせてたり。シカゴはサンフランシスコと並んでゲイ・コミュニティが大きいですからね、パレードの規模も大きいと思います。

さてこの「ゲイ」という単語。かつては「ハッピー」と同じ意味で使われていました。随分前になりますけどね、古典文学などには「明るい」とか「はじけてる」的な意味で登場しています。ハッピーはハッピーでも「幸せ」という意味とも違うので、時代を経てどうやって今の意味に限定されてきたのか、割と想像しやすい気がします。

厳密に言えば男性のみですが、レズビアンという言葉の代わりに使う女性もいます。なお、日本で頻繁に使われる「ホモ」はホモセクシュアルの略なだけで、通じません。それに否定的な意味合いが強いので、日本で耳にするたびに「頑張れニッポン!我々は文化的にも先進国のはずだぁ!」と思ってしまいます。特に日本人男性に多い反応が「彼らと一緒にいてオレは安全なのだろうか」という心配。良く耳にしますが、第三者的立場から勝手に意見が言えるのなら:

・・・いやぁ、誰にだって好みってモンが・・・

が、頑張ろう!ニッポン(笑)

冗談はさておき、日本ではまだまだタブーなトピックだと思っていたので、レズビアンをカミングアウトし、自身の結婚式を公開した尾辻元大阪府議員のニュースをネットで読み、驚きました。勇気ある行動だったのでは。風当たりは強くないのでしょうか。

アメリカではゲイ・イシュー(同性愛者に関する問題)は随分現実的です。法的に結婚の届け出ができないと、配偶者としての保険、年金諸々の手当が認められない。国レベルで浸透するには時間がかかりそうですが、州レベルでは受け入れ窓口が広がってきたかなという気がします。

何十年か先には「はじけてる」だけでなく「幸せ」な意味もついてくる単語に生まれ変わるといいですね。写真はもう何年も前、プライド・パレードを取材した際に撮った写真です。写真の質そのものはおいといて、主張バリバリな感じが、個人的には気に入っています。

Sunday, June 10, 2007

gratitude

毎月、月末から翌月頭にかけて「月目標」を決めています。

前の月の反省から翌月の目標を決めますが、6月は「Keep my life」にしてました。

「ライフ」とカタカナで言ってしまうと「=生活」で終わっちゃいがちですが、「LIFE」となると=「生活」を始め「人生」「命」「元気」「生活源(=収入とか)」と、意味が広がりますよね。「プライベートを充実させる」という意味よりも、もう少し「生活や人生みたいな基本の暮らしをキープする」という意味を込めての月目標のつもりです。忙しくなると細かいところに気が回らず、心身共に不健康になりがちですしね。

・・・と思っていたのですが、今日になってもう1つ加えた方が良さそうな言葉を思いつきました。それが、今日のタイトル「グラチチュード」です。

日本語では「感謝」です。

I thank you
I appreciate

が一般的で、グラチチュードはなかなか使う機会がありません。意味的にも上記の2つよりも少し感謝の度合いが強いような気がします。辞書を引いてみると「報恩の念」という言葉も出てきました。そんな日本語・・・つかったことないや。

(なお、こういう「難しい単語」の事を英語では「ビッグ・ワード」と言います)。

日々「うわああああああ!」と過ぎてしまうと、疲れるだけでなく、自分の時間がとれないし、やらなきゃいけない雑用すら溜まってきます。それでも毎日テトリスみたいに上からブロックが降ってきて、それを処理するので精一杯。そして疲れて雑用が溜まっての繰り返し・・・。そんな状態が何日も続くと「ムキー!」と眉間にシワがよってばかりです。

だめだ、だめだ。

目の前の「うわあああ!」からでも学ぶ事があり、それで生きてます。

感謝しないとなぁ。サンキューやアプリシエイトじゃ足りません。

アドレス帳に早速もう1単語、書き加えました。